飲みすぎればむくんだり、夜更かししたらくすんだり、気候が変わればガサガサ荒れたりと、常に不安定な肌を労わるにはマッサージが効果的。毎日行うスキンケア時にできる「ながらマッサージ」のポイントは、まずマッサージクリームや乳液を塗って肌の滑りをよくすること。次に眉やほほ骨、あごの輪郭など“骨の上”を、力が入りにくい薬指で中央から左右こめかみ(あごなら左右耳の下)に向かって10~20回、“触った”くらいの感覚でやさしくなぞります。物足りないかもしれないけれど、ほうれい線をグイグイあげたり、ほっぺをゴリゴリするのはかえってシワやたるみの原因になるそう!また、マッサージ前に体を温めるとより効果的なのだとか。佐藤さんのお店では、お手入れに入る前にスチームミストで顔全体を温めるので、自宅なら入浴したり、蒸しタオルで首・肩周りを温めるなどして顔周りの血流やリンパの流れを良くしてから、マッサージに臨みましょう。
①マッサージする箇所は左右それぞれ4つ。①眉頭→左右こめかみ、②一番高い頬骨の内側→左右こめかみ、③あごの真ん中→左右耳の下、④あごの下の窪み→左右耳の下の窪みをやさしくなぞります。滑りが悪くなったら乳液やクリームを追加して。
②なぞるマッサージと合わせてツボ押しもむくみや疲れに効果的。ほほ骨の下左右4か所ずつに親指を骨に向けた角度で当て(爪が当たらないように!)、クッと関節を曲げてツボを押します。
③マッサージ前にお手軽温活。ホットタオルで首の後ろや肩に当てて、顔まわりの血行、リンパを促進。肩・首のコリにも良さそう。
④クイッと口角を挙げるのも顔の筋肉を鍛えるトレーニング。表情筋を鍛え、たるみ防止にいいんです!
リリィラウレア 佐藤さん
※この記事はaruku2019年9月号に掲載したものです。内容は取材時のものです。