晩秋から初冬にかけて、去り行く季節を惜しみつつ食材を頂く「名残」という言葉が京料理にはあるそうです。今回は、そんな京料理にならった炊き込みご飯を紹介!
・鶏ひき肉 200g
・絹さや 10枚
・水菜 適量
・白ごま 適量
・米 3合
A・酒 90cc ・砂糖 15g ・醤油25cc
B・海老芋(または里芋) 1/2本 ・さつまいも 1/2本 ・人参 1/2本
C ・万能出汁 30cc ・水 300cc ・醤油 適量 ・お酒 適量
【作り方】
➀フライパンに油を熱し、鶏ひき肉にAを加え、中身に火が通るまで中火で炒めて鶏そぼろにする。
➁Bをそれぞれ食べやすい大きさに切る。※紅葉の抜き型が自宅にあれば、人参を紅葉の形にするとより晩秋感が出る。
➂鍋に研いだ米とCを入れて混ぜる(醤油・お酒は好みの味に調節する)。➀・➁を加え、強火で5分、中火で5分、弱火で10分炊き込む。最後に適当な大きさに切った絹さや・水菜・白ごまをかけて完成。
【Point】
ご飯は、炊きあがりが一番美味しいです。特に上積みや鍋肌(鍋の中の側面)の部分が美味しいので、まずはその部分をよそって食べてみて。混ぜるのはその後で!
もっと綺麗に美味しく作りたい場合
・鶏ひき肉 200g
・絹さや 10枚
・水菜 適量
・白ごま 適量
・米 3合
A・万能出汁 30cc ・水 300cc ・醤油 適量 ・お酒 適量
B・酒 90cc ・砂糖 15g ・醤油 25cc
C・海老芋(または里芋) 1/2本 ・さつまいも 1/2本 ・人参 1/2本
【作り方】
➀鍋に研いだ米にAを入れて混ぜる(醤油・お酒は好みの味に調節する)。強火で5分、中火で5分、弱火で10分炊く。※もし時間があれば、米は研いだ後に水に2時間浸すことで、より味が染み込むようになる。
➁フライパンに油を熱し、鶏ひき肉にBを加え、中身に火が通るまで中火で炒めて鶏そぼろにする。
➂Cをそれぞれ食べやすい大きさに切る(※紅葉の抜き型が自宅にあれば、人参を紅葉の形にするとより晩秋感が出る)。そして、具材が柔らかくなるまで煮込む。ポイントは別々で煮込むこと。そうすることで、より美味しくなる。
・さつまいもは、万能出汁100cc・薄口醤油10cc・みりん10cc・砂糖大さじ1・クチナシ1個
・人参は、万能出汁100cc・薄口醤油10cc
➃米が炊けたら、➁・➂を加え、最後に、切った水菜と白ごまをかけて完成。
【教えてくれた人】
五十嵐 公(いさお)さん
※この記事はaruku2019年12月号に掲載したものです。