県内のスーパーやコンビニでは当たり前のように並んでいるため、県外に行って初めて福島のご当地商品であることを知る人も多いほど、福島県民にとっては身近な飲み物である「酪王カフェオレ」。元々、酪王乳業のルーツは福島の酪農家たちの協同組合。当時、流通していたコーヒー乳飲料は、原価の高い生乳ではなく脱脂肪乳等を使ったものがほとんど。酪農の専門家が立ち上げた会社として生乳をたくさん使うというのは譲れないこだわりだったといいます。しかも、この良質な生乳を半分以上使用するという徹底ぶり。ミルクが主役の唯一無二のカフェオレは、瞬く間に福島県民に浸透していきました。さらに、驚くべきは、味もパッケージも発売当時から大きくは変わっていないということ。まったりとしたコクのある甘さに、コーヒーの香りがさっぱりと広がって、子どもから大人まで大好きなこの味。今回の取材でしばらくぶりに飲んだarukuスタッフも、変わらない味にほっこり癒されました。
・レトロで可愛いパッケージも昔から変わらず。パッケージには商品のPRがフランス語で記されています。
・香り高い本格コーヒーの抽出液をそのまま入れた「ハイ・カフェオレ」。コーヒー好きにはおすすめです。
※この記事はaruku2020年3月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。