学校や仕事の文房具も、趣味の文房具も揃うお店。併設のカフェで、文房具と一緒にどんな時間を過ごしますか?
昭和の初めから文房具と歩んできたお店。
福島市、県庁通りとテルサ通りの交差点にある(株)文化堂のビル。1階「文化堂」には機能的なオフィス文具が、2階の「ペントノート」には趣味性の高いパーソナル文具が所狭しと並んでいます。
「文化堂」は昭和元年に創業し、文具と画材の店として愛されてきたお店。何十年と通う常連さんも多く、新商品や量販店にはない商品を「ここならあると思った」と買いに来られるとか。マニアックな文房具談義を楽しむ文房具好きのお客様も少なくありません。
選んだり使ったりする時間を、ゆっくり過ごせる文房具店
ペントノートは文房具をゆっくり選べるお店として誕生しました。
「例えば万年筆は、ペン先のつくりや素材で書き味が違うので、試筆がとても大事。インクの色や乾き方など、人によってこだわりが深いから、ゆっくり試せる場所と雰囲気を作りました。加えて、生活を彩るパーソナル文具を揃えるお店にしたんです」と、店長。お店に並ぶのは、どれもデザイン性の高いものばかりです。「スタッフ目線で面白いものとか、珍しいものを選んでいます。」
2018年に今の場所に移転し、カフェを併設。「カフェと文房具って相性が良いなぁと思っていたんですね。珈琲を飲みながら手紙なんかを書ける場所ってなかなかなかったので、自分が欲しいなと思って作りました」と話してくれたのは専務。興味が湧いて、文房具は好きですか?と聞いてみました。
「もちろん、好きです(笑)。文房具の良いところは、毎年新製品が出て、毎回なるほど、こうきたか!と思える新発見があること。そして、あまり高くないから手が出しやすいですよね。のし袋やレターセットも、こだわらなくたって良いんだけれど、可愛いモノをもらえば嬉しいじゃないですか。こだわりたい時に、うちのお店に来てくれる方も多いみたいです。」
ペントノートでは、お店オリジナルの万年筆やインクも人気。福島にちなんだ名前の由来も素敵なので、お店で聞いてみてください。
PENTONOTEがえらんだものたち
2020年7月7日~10日にはエスパル福島5Fで恒例のイベント「文具市場」を開催。
※この記事はaruku2020年4月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。