子どもが生まれたら考える教育資金。特に学資保険は一般的ですが、教育資金を貯めつつ貯蓄する方法について緑川さんに聞いてみました!
学資保険のメリットは積立に保障がついていること!
学資保険はお子さんが18歳までに積み立てた満期金を大学や専門学校に進学するタイミングで受け取れさらに保障が付いているものです。保険の契約者がお亡くなりになられた場合は、それ以後の子どもが18歳になるまで保険料を支払わないで済みます。万が一のことを考えると、学資保険は必要でしょう。ただし、今の日本円の現状を踏まえた学資保険の円建て商品ですと保障があります分、総支払額より受け取れる積立額が元本割れするおそれがありますので加入する際にはその点を理解しておきましょう。
実際に、お金を貯めるのは難しい…。学資保険の利点を生かそう!
定期預金や普通預金で毎月コンスタントに定額を貯金していくのはなかなか難しいのが現実です。その点、学資保険は預金口座より毎月必ず引き落としを自動でしてくれて、預金のように簡単におろせない状況で貯められるので上手く利用できるとメリットは大きいでしょう。また、万が一があった場合でもお子さんの教育資金は貯められるというのは安心です
リスクを減らしつつ積み立てをしたい場合、円建てではなく外貨建てを選ぶケースが増えている
現在の銀行の超低金利(0.001~0.002%)の中では、銀行に預金をしていてもお金は増えることはまずありません。そこで外貨建てを選択するケースが多くあります。しかし、外貨建ては満期の時に円高だったか円安だったかで、元本割れがあったり受け取り金額が増えたりと為替のタイミングの見極めが重要になります。
例えば子どもが18歳ぴったりのタイミングで満期にしてしまうとレートの関係で元本割れのリスクが高まります。お子さんが13歳や15歳の時に満期を迎えて、残りの期間で円高か円安かのレレートを見て、元本が割れないタイミングをみていく余裕をもちましょう。
教育資金を貯めながらお金を貯めるための3つのポイント
①銀行の預貯金は積み立てた時点までの最低限の元本は保証されるが、もしお子様が進学するまでの途中で、お父さん(契約者)に万が一あった時にはそれ以降の貯蓄を奥様1人でできるかどうかをよく考える。
②学資保険は満期時までの間にお父さん(契約者)に何事もなかった時には積み立てた元本は割れる可能性がありますが、お父さん(契約者)に万が一起きてしまった時は、満期金が必ず受け取れる。
③外貨建ては米ドルや豪ドルなど色々種類がありますが、お子様が18歳になり入学資金を収める3年前位には積み立てを終わるようにして、円高円安を見る期間を設けて受け取れる準備をしているとより安心。
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お話を伺ったのはこの方
1997年1月より外資系生命保険会社に勤務。その後、損保系生命保険会社、外資系生命保険会社でスカウト活動・コーチングを従事しマネージャーとして勤務し、現在はバリューライフコミュニケーション株式会社代表取締役。お客様の“人生″をサポートするため、ライフシュミレーションを通して将来のライフイベントに即した資金計画相談や保険相談に応えている。相談件数が1年間に500件以上ある人気のライフコンサルタントである。
【執筆実績】 最新保険ランキング監修委員・老後のお金安心ガイド監修委員・ガレージライフ(災害時の保険) ・お金BANKプロ
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