2001年に廃校となった旧新郷中学校をギャラリーや創作活動などの文化交流施設として活用した「西会津国際芸術村」。キーと軋む廊下の音、懐かしさ満点の黒板や教室札、周囲から聞こえる鳥や虫の声…。西会津町の長閑な自然と築60年を越す木造校舎が醸し出すこの場所の雰囲気自体がとっても素敵!そして、校舎の中のあちこちに飾られた写真や彫刻、絵画など様々な作品がアートな気分を倍増させます。これらの作者は「西会津国際芸術村」に滞在したアーティストたち。そう、実際に生活しながら創作活動に没頭できるのがこの施設の大きな特徴なんです。中には海外から訪れるアーティストもいると聞き驚きました。将来はここをきっかけに世界的なクリエイターが誕生するかも!?一方で身近に親しめるアートなイベントも催されています。
校長室の応接セットを活かして休憩スペースに。お茶やコーヒー、ランチを自由に持ち寄ってのんびりくつろぐ“じぶんカフェ”♪
季節に合わせて趣向を凝らした様々な企画展も開催。取材に訪れた日は松雄鉱山の廃墟写真と五行歌の合作による企画展が開催されていました。(~8/31まで)
滞在中の作家さんとコミュニケーションを取れるのもこの場所ならでは。
※この記事はaruku2014年9月号に掲載したものです。