福島成蹊中等・高校(中高一貫コース)では、春から冬の一年間、季節に合わせて様々な行事を開催します。「リアルな感性と課題解決力を磨く」べく行うその総時間は6年間で67泊91日にのぼるほど。今年も数ある行事の1つである強歩が実施されました。強歩とは、心身の鍛錬の為に団体で長距離歩行をすること。新入生にとって最初の鍛錬行事でもあるオリエンテーションに強歩を選んでいるのは、どれだけ辛くても頑張ったらゴールにたどり着くということを体感するためでした。
【今回のタイムスケジュール】
(天候不良により、当初の予定よりも短縮したルートになりました。)
8:00 学校出発(バス移動)
9:45 上戸浜駐車場到着(スタート、開会集会)
12:00 舘浜駐車場到着 昼食、
13:00 舘浜駐車場出発
14:00 青松ヶ浜到着(ゴール、閉会集会)
16:00 学校到着(バス移動)
当日の様子
今年は上戸浜を出発し、舘浜でお昼休憩を取りながらゴールの青松ヶ浜を目指すというコース。以前は教員が設定したコースを生徒たちが歩いていましたが、近年は生徒会主体でコースを選定することもあります。強歩や登山は、目的地に向かって歩みを止めないことで、誰もがゴールにたどり着くことができるアクティビティ。足が痛くて、投げ出してしまいそうになった時の「踏み出す一歩」が生徒の心を成長(たくましく)させるという理念のもと、全員がやり遂げるべくチーム一丸となって取り組みます。
この強歩イベントの特徴は、学年も男女も区別なく混合チームで実施するという点。体力に余裕がある生徒は、辛そうな生徒に声をかけ励ましながら共に歩を進めていきます。成蹊中等・高等学校の強歩では、そういった取り組みを通して生徒たちにリーダー性の成長を促し、他者への思いやりを育むためのステップにしてほしいという願いが強く込められていました。
折り返し地点では、グループのみんなが集まってお昼休憩を楽しみます。学年の違う生徒たちが一緒になって昼食をとるイベントの機会があるのは、福島成蹊の持つ中高一貫コースならでは。
今回は天候不良に見舞われながらも、参加生徒が欠けることなく約16kmという道のりを完歩しました。新入生は上級生がリーダーとして動き、心配りをすることを間近で見て学んだことで、自然と下級生へ同じことができるように。ただ辛いだけではなく、生徒の心に思いやりとやり抜く強さを与えてくれる数々の気づきが、福島成蹊中高一貫コースの強歩には隠れていました。
令和5年度 福島成蹊中学校(中高一貫教育)説明会
福島成蹊中学校の特徴や他の中学校との違いなどを分かりやすく説明いたします。
日時/2023年7月9日(日)10:00~11:30
場所/腰浜キャンパス