フレンチカントリーや英国ガーデンのような、ヨーロッパの片田舎を思わせるお庭づくりを得意とするTowanoniwa【トワノニワ】。自然の景観美を活かすように計算されたデザインを手掛けるTowanoniwa【トワノニワ】の齋藤樹也さんに、庭づくりに対する想いを伺いました。
庭づくりのきっかけは、結婚情報誌?!異業種からの挑戦
齋藤さんが庭づくりの道に入るきっかけを作ったのは、なんと結婚情報誌。ヘッドドレスの特集記事の中にあった写真に心を奪われたそう。そんな作品を創りたい、との想いから、そのヘッドドレスを手掛けた東京の花屋さんのフラワーデザインスクールに通い始めました。
その後、郡山市内の造園会社へ就職。そこは造園の他に生花や園芸の部門があり、様々な経験を積みました。その後は別の外構・エクステリアの会社へ転職。そこでは、主に依頼を受けてからお客様宅のプランニング、設計、現場管理をする仕事に携わり、お客様の声を形にしていったそう。さらには、より専門的な知識を習得するために、仕事をしながら毎週東京にあるエクステリアとガーデンの専門学校にも通っていたのだとか。
いつかは独立したい、という想いから一念発起
経験を積む中で“いつかは独立したい”と考えるようになった齋藤さん。その想いを叶え、2022年1月にTowanoniwa【トワノニワ】が誕生しました。お庭・外構に関する相談はなんでもできますが、海外の郊外にある家のお庭を思わせるアンティークな庭づくりには力を入れていて、その世界観を見事に造り上げています。
お客様が喜ぶなら、手間は惜しまない
庭のイメージを共有する際CADを使ってパース作りをすることが主流ですが、そこは手描きにこだわる齋藤さん。お客様にデザインのイメージを見せた時に、手描きだということですごく喜ばれたことから、今でもこのスタイルで提案しています。
1回目の打合せ時は“こんな庭にしたい”という要望や予算など、お客様の希望条件をじっくりヒアリング。やりたいイメージと予算が合わない場合もあると言います。そういう時は、限られた予算の中でもどこにお金をかければより再現できるか・材料を少し変えて他にまわせないかと試行錯誤。今までの経験もふまえ、条件を満たした上で希望を叶えるデザインを提案しています。
四季の花の咲き方や景色の移ろいまで見据えた庭づくり
齋藤さんのお庭づくりのもう一つの特徴は、庭の草花も自身でチョイスしているところ。フラワーデザインの勉強をしていたため花に関する知識も豊富だからこそ、庭に植える花もよりイメージに合った花をセレクトできます。花が咲くのは一定の季節だけでも、毎年花を咲かせてくれる宿根草(しゅっこんそう)や、柔らかい樹形が特徴の山採りの樹木を使ったりと、完成直後だけでなく経年変化までも考えられているのです。
庭のフォーカルポイントに置くアンティークオーナメントにも、並々ならぬこだわりを持つ齋藤さん。奇をてらいすぎず、それでいて自然と目をひくオーナメントたちは、イギリスやフランスから取り寄せたアンティークものを使うことも珍しくないそう。
時が経っても色あせない庭を一緒につくる
お庭づくりは、完成した後も手をかける必要があると言います。そこで、齋藤さんは完成後も無理なく続けられるお手入れの仕方やメンテナンスなどアフターフォローにも力を入れているそう。住んでいる人の手も入り、庭を育てていきます。自分の家の庭で季節を感じるとともに、その庭と過ごした年月をも思い出として残るお庭なんて、素敵です!
国見オフィスでは、モデルガーデンも完成!
フランスの片田舎にありそうな風景をイメージしたモデルガーデン。ふらっと立ち寄ることもできます。
室外機を格子状のフェンスでさり気なく隠し、景観を美しく。小さな木の椅子も可愛らしい!
クラシカルな世界が表現されています。国見オフィスが入る建物の1Fはレストランなので、食事をしながら景観を眺めてみるのもオススメです!
2023年10月中に相談会にご相談頂いた方
先着5名にスターバックスギフトカード(1,000円分)プレゼント!
コロナ禍に大きく変化した“おうちでの過ごし方”。そこに付随し、お庭での過ごし方も多様化してきた今こそ、この先何年も愛着を持つお庭を、Towanoniwa【トワノニワ】と一緒に描きませんか?
※この記事は2023年9月に制作したものです。