“東北に春を告げるまち”と言われる「広野町」は、福島県の浜通り南部に位置する小さな町です。中核市のいわき市に電車で20~25分ほど、東京へは車や電車で3時間弱と交通の便もよく、東北でありながら積雪もほとんどない温暖な気候から近年移住先としても人気です。そんな「広野町」に移住してきた方に、リアルな声を伺いました。
リアルVoice①いつかは福島に、との想いから夫婦で移住。「広野町」で長年の夢だった弁当屋をオープン
相馬市出身の宏行さん。東日本大震災を機に、福島に戻って復興の手助けがしたいという気持ちが強くなり家族で広野町へ移住しました。移住を後押ししたのが、東京で行われた「移住相談会」。その時に「広野暮らし相談窓口 りんくひろの」の相談員・大森さんにいろいろ相談に乗ってもらったご縁が繋がり、弁当・惣菜の店「KiYA」をオープンしました。
豊かな自然と地域の方の優しさに囲まれ、新しいことを始めるにはとても良い場所だと実感
「海と山と川が近くて、自然をより身近に感じられる」と話す宏行さん。お店の窓からは美しい竹林と山々が見えるので、毎日その景色に癒やされているのだとか。紀子さんも「周りの方が親身で、ただ買い物をして帰るのではなく、色々と話をして様々な情報を教えもらえる」と笑顔。また、『福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校』・『Jヴィレッジ』などの施設利用者や復興関係の仕事で訪れる方など、県外からの訪問者も多いと言います。いろんな方が来店するのは、東京で働いていた頃と似ていて、すぐに仕事にも地域にも馴染めたそう。「これから新たに移住して来る方とも、楽しく町を盛り上げていけたらうれしいです」と話していました。
リアルVoice②充実した受け入れ体制と教育環境に惹かれ、2人の子どもと共に「広野町」へ。
“生まれ育った場所から出て暮らしてみたい”という気持ちから移住を考え始めた都築さん。同じ東北で実家からも距離が近い福島県を移住先の候補として探していたそう。そこで、幼児教育から高等教育の施設が隣接した『教育の丘』の存在を知り、教育施設が充実した自然豊かな場所で子ども達を育てたいという希望が叶う場所だと感じました。さらには、国内外問わず移住者の受け入れ体制が整っていることも魅力的で、もうここしかない!と、小学校3年生の長男と3歳の長女と3人で移住を決意。広野町で就職活動をし、今はホテルに勤務しながら親子3人で暮らしています。
周りの人たちにも支えられながら、親子3人でのんびりとした暮らしを満喫
都築さんの長男は小学校から児童館、長女はこども園に通っています。教育施設がまとまっているので送り迎えは楽なのだとか。お隣りの老夫婦との交流もあり、子どもたちはお風呂に入れてもらったり、ご飯をご馳走になったりと本当の孫のように可愛がってもらっているそう。休日は海へ散歩に出かけたり、子どもたちとゆっくりとした日々を過ごしています。原発事故のイメージから心配されることもあるそうですが、実は子育て世代にとても魅力的な町だともっと知ってほしい、と話していました。
子育て世帯や若年夫婦世帯への補助金も充実!
「広野町」では、広野駅東ニュータウンの住宅用地を取得した子育て世帯・若年夫婦世帯に補助する制度があります。制度を上手く利用することで、移住へのハードルもグッと低くなります!気になる方は、移住・定住に関する様々な相談ができる「りんくひろの」に相談してみませんか?
※この記事は2023年10月に制作したものです。