いわき市立美術館
美術は自分の感性のままに楽しむもの
「芸術作品を見ることは、自分を見つめることなんですよ」と教えてくれたのは、いわき市立美術館の竹内さんです。それってどういうこと?と詳しく伺うと、「音楽も、いろいろな記憶や過去の経験と照らし合わせながら聴きますし、その時々で感じることも違いますよね。肩ひじ張らず、自分の感性のまま楽しんでみてください」。
モチーフや色彩、筆のタッチなど作品を楽しむポイントはたくさんあります。作品を通して自分の「好き」や感性に向き合う時間は、心安らぐ時間になりそうです。
収蔵品を紹介する常設展は、年4回展示替えをしています。収蔵品は美術館ごとに収集方針が決まっていて、いわき市立美術館は国内外の戦後の現代美術を柱にコレクションしているのだそう。
「荒井良二展」の色鮮やかな作品は、子どもと一緒もいいね♡
展示作品はもちろん、建築、カフェやグッズなど、美術館には見どころがたくさん!公立美術館の特色は、なんといっても全国を巡回するような企画展が開かれること。いわき市立美術館では2024年10月20日(日)まで、累計100冊以上の絵本を手掛けてきた荒井良二さんの企画展が開催中。
いわき市立美術館 副館長・学芸員
竹内さん
SHOP INFO
いわき市立美術館
福島県いわき市平字堂根町4-4
営/9:30~17:00(最終入場16:30)
休/月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
P/44台(文化センター駐車場、土日祝日は市役所も駐車可能)
観覧料(常設展)/一般200円、高校・高専・大学生150円、小・中学生70円
※祝日は常設展観覧無料
大山忠作美術館
1人の画家にじっくり向き合うなら画家の名を冠した美術館へ!
有名画家に縁のある場所の多くには、画家の名を冠した美術館があります。その一つが、二本松市の大山忠作美術館です。大山忠作は同市出身の日本画家。「大山の土台となった二本松の空気感の中で作品を味わうからこそ、見えてくるものがあります」と学芸員の渡邉さん。
「鯉の大山」といわれるほど、大山は鯉の作品を多く生み出しています。飾らずに、どこか懐かしく感じられる作風も魅力の一つです。
「特別展・大山忠作襖絵展」もチェック!
イベントの詳細はこちら↓
大山忠作美術館「特別展・大山忠作襖絵展」
大山忠作美術館 学芸員
渡邉さん
SHOP INFO
大山忠作美術館
福島県二本松市本町2丁目3-1 二本松市市民交流センター3階
営/9:30~17:00(入館は16:30まで)
休/襖絵展会期中はなし。それ以外は月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
P/120台(9:00~21:00入場は1時間まで無料、以降1時間100円)
入館料(常設展)/一般400円、高校生以下210円
※この記事はaruku2024年10月号に掲載した内容です。内容は取材当時のものです。