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開成山公園

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公開日:
2024.10.16
更新日:
2024.10.16
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【こおりやま広域圏】東京では感じられない、四季の楽しみがここにはある。わがまち魅力発見【大玉村編】

【こおりやま広域圏】東京では感じられない、四季の楽しみがここにはある。わがまち魅力発見【大玉村編】

こおりやま広域圏17市町村の魅力を移住者の方の視点からご紹介する「わがまち魅力発見」。第4回は東京都出身で大玉村に移住し、自然豊かな環境を満喫している小川晴喜さんに「わがまち」の魅力を語っていただきます。

大玉村とは

大玉村は郡山市の中心部から北へ15kmほどの場所に位置する村です。美しい農村の景観や田植え踊りなどの伝統行事が受け継がれていることが評価され、2014年に「日本で最も美しい村」連合への加盟が認められました。

人口:8,808 人(2024年8月末時点)
面積:79.46平方キロメートル
アクセス:
電車:JR東京駅よりJR郡山駅まで約1時間25分、乗り換えてJR本宮駅まで13分、車で10分
車:東京より大玉村中心部まで約3時間20分、郡山市内より約35分

見どころスポット① ふくしま県民の森フォレストパークあだたら

(左上)露天風呂からの風景(右上)場内の小川で水遊び!(左下)雪の時期はスノーシューで動物の足跡探し(右下)常設トレーラー

標高600mに位置する自然豊かな環境のキャンプ場です。夏は場内の小川で水遊びをしたり、冬はスノーシューやそりで雪遊びをしたりと、季節ごとにさまざまなアクティビティを楽しめます♪常設のキャンピングトレーラーはベッドやシャワー完備で、焚火やバーベキューのおともにぴったり!お肌がツルツルになる泉質と森の絶景が楽しめる温泉施設もあり、いろいろな遊び方ができるレジャースポットです。
HP:https://www.fpadatara.com/

見どころスポット② あだたらの里直売所

新鮮な朝どれ野菜や地元産米、加工品など、大玉村の豊かな食の魅力が詰まった農産物直売所です。隣接する「お食事処たまちゃん」は地元食材を使用した地産地消の食堂で、打ちたてのそばが味わえます。近くには芝生の大玉村ふれあい広場や生キャラメルが名物の「向山(むかいやま)製作所」のカフェやショップがあるなど、周辺も見どころ満載!
HP:https://adatarano-sato.com/store

インタビュー:専門分野の建築を通して村の文化をつなぎたい

移住のきっかけを教えてください。
小川さん 東京都北区で生まれ育ち、大学に入るまであまり関東を出る機会がありませんでした。大学生になってからはもっと日本を知りたくて日本一周の旅をしたり、地域に学生を呼び込む企業でインターンシップのようなことをしたりして過ごしていました。
大学の専門分野は建築。大学院に進む予定でしたが家庭の事情で難しくなり、まずは地方で働こうと考えました。東京でもみくちゃになりながら働くよりも、地方でいろんなことを体験しながら、建築以外の幅広いものづくりに触れたいと思ったのです。

大玉村に移住を決めたのは、大学を卒業してすぐの2021年4月。当時、大玉村で地域おこし協力隊(以下、協力隊)として活動していた方が建築関係の雑誌に載っていて、興味を持って会いに行ったんです。そこで話をしていたら「協力隊にならない?」と誘われて。当時、新卒で地域おこし協力隊になる人を知らなくて、自分がやるイメージもなかったのですが、できるのであればやってみたいと思いました。そのまま一緒に村長に挨拶にも行き、初めて来たその日に移住することがほぼ決まってしまったんです。

―協力隊としてどんな活動をしてきたのか教えてください。
小川さん 村の情報発信とイベントの企画です。大学生の時に農業サークルに入っていたので農業には興味がありました。大玉村は移住者が多いのですが畑を持っていない人も多い。せっかくおいしい野菜やお米がとれる地域なのにもったいないと思い、農業体験を兼ねた親子向けの交流イベント「おおたまコモン」を企画しました。

1年目の交流イベントの様子。新鮮な夏野菜がたくさん収穫できました。

1年目は野菜を作ったり、陶芸でお皿を作ったり、料理教室をしたり。2年目は一軒家の自宅を改修したり、その庭でバーベキューをしたり。イベントが終わった後も参加者の方から連絡をいただいたり、近所でばったり会ったりと、地域とのつながりが深まったように感じました。

2年目は小川さんが借りる一軒家でリノベーションを体験

2024年7月末に協力隊の任期を終えてからはどのような生活をしていますか?
小川さん 郡山市にある住宅を造っている会社に就職して、大玉村から車で30~40分の距離を通っています。大玉村が大好きですし、大玉村の活性化のために自分ができることはもっとあると考えています。自分の専門分野の建築で関わっていけるのであれば、なおうれしい。いつか、大玉村で自分が設計した建物を残したいと思っています。

大玉村には、民家の周りを抱え込むようにスギやケヤキが植えられている風景を目にします。これは、安達太良(あだたら)山からの風から建物を守る「いぐね」というもの。現代では住宅の気密性が高くなり、必要なくなってしまったことから邪魔者扱いされています。でも、僕は「いぐね」のある風景はきれいだと思うし、大玉村のアイデンティティのようなものだと感じていて、意味を変えて残せる道を探ってみたいと考えています。

住宅の山側にある木々が「いぐね」。伐採には多額の費用がかかるのだそう。

日常的に登山ができて、これ以上なくお米がおいしい

大玉村の魅力をどのように感じていますか?
小川さん のどかで暮らしやすいです。福島市にも40~50分で行けるので利便性は高いと思います。仕事を終えて郡山から帰ってくる途中、安達太良山がきれいに見えるんですよ。その上に広がる空もきれいで、飽きません。美しい景色を見ることが日課になることは魅力の一つかなと思います。これは写真ではなく、実際に見てもらわないと伝わらないのでしょうね(笑)

大玉村から見える安達太良山の風景

おすすめスポットを教えてください。
小川さん 村の南の端にある大名倉山(おおなぐらやま)の山頂から大玉村が一望できる景色が好きです。途中の駐車場まで車で行って、20分ほどで山頂に着くのでよく登ります。

写真左側の最も高い山が大名倉山

山頂から四季の景色を眺めるのが楽しみです。稲刈り前の9月は稲穂が金色のじゅうたんのように輝いていて、特に好きです。3月は畑の土がよく見えて、夏は青々としている。雪が降ったら喜んで登りに行きます。

(左)大名倉山山頂から見える稲刈り前の風景(右)積雪後の風景

あだたらの里直売所で買い物をする時も、「ナシが始まったな、次はリンゴがくるな」といったように季節が感じられて、東京にはなかった生活の楽しみがあります。

あだたらの里直売所には、毎日新鮮な野菜や果物が並びます。ナシは小川さんの好物。

―好きな特産品は何ですか?
小川さん お米は本当においしいです。一粒一粒がしっかり立っていて、甘さもしっかり感じられて、大玉村産以外のお米を食べる機会はほとんどなくなってしまいました。品種だけではなく、農家さんによっても味わいは違っていて、食べ比べるのもおもしろい。2024年3月に東京・葛飾で大玉村のイベントを企画してごはんの食べ比べをしてもらった時は、ものすごくお米が売れました。東京で一番安い米と、大玉村の一番いい米は同じぐらいの値段だと思います。

大玉村産のつやつやとしたごはん(小川さん撮影)

―移住を検討している方にメッセージをお願いします。
小川さん 移住先を好きになれるかどうかは、自分がどれだけその地域を知ろうとするかによって、変わるんじゃないかなと思います。積極的に人と関わろうとすれば、きっと良い暮らしにつながっていくはずです。僕のように農業に興味があって畑を借りたいという人は、まず地域と信頼関係をつくるところから始めてみてください。そうすることで、希望に合った田舎暮らしができるようになるかもしれません。

イベント紹介

おおたまうまいもの祭り

芝生の上で大玉村産高級和牛のバーベキューと出店が楽しめる、大玉村の食の魅力を集めたイベントです。「新鮮ないい肉を安く食べられます」と小川さんも太鼓判をおします(事前予約制)。ほかにも豚汁や焼き鳥、カレーなどの食事や生ビール、ジェラートなど、キッチンカーを含め10店舗が集結!「ずんねかぼちゃ」の重さ当てクイズ大会なども盛り上がること間違いなしです。

■第18回おおたまうまいもの祭り
日時:2024年10/20(日)10:00~15:00

そのほかにもこんなイベントが!
おおたま夏まつり
8月第1日曜日の「村民の日」に合わせて大玉村ふれあい広場で開催され、前夜祭での生ビールまつりに始まり、ステージイベントや出店、花火大会で賑わいます。

大玉村政策推進課

お問合せ

福島県安達郡大玉村玉井字星内70番地

※この記事2024年10月に制作したものです。内容は取材当時のものです。