自然と新たな出会い~心温まる地域交流を~【小野町・田村市コース】
夏のツアーの第1回は、郡山市の東に位置する小野町と田村市を巡るコース。3組7名の方が参加し、6月29日(土)~30日(日)に開催されました。
一行は郡山駅に集合し、まずは郡山駅前にある高柳電設工業スペースパーク(郡山市ふれあい科学館)へ。地上22階に位置する展望ロビーから郡山市街地の景色を眺め、これから始まる旅への想いを膨らませました。
その後バスへ乗り込み小野町へ。まずはトレーラーハウス「MANMA HOUSE」でお弁当を食べながら、旅の説明を受けました。
お昼を食べた後に向かったのは小野運動公園。ここでは、今年が初めての開催となる「八重山祭り」が開催されていました。小野町は以前より沖縄県石垣市と交流があり、その縁から企画されたお祭りです。
お祭りの賑やかな雰囲気を楽しんだ後は、美術館、図書館、郷土史料館などからなる小野町の文化施設「ふるさと文化の館」へ。ここでは、ツアー参加者と地域のキーパーソンとなる方を交えたオンラインフォーラムが開催され、小野町エリアの魅力や利便性などについて話を聞きました。
オンラインフォーラムの後は、この日の宿泊地である田村市の「星の村ふれあい館」へ移動し、交流会の第2部を開催。パネルディスカッションでは、地域の魅力や移住のメリットについてさまざまなやりとりが交わされました。
ツアー2日目は朝9時前に星の村ふれあい館を出発。まずは国内屈指の規模を誇る田村市の鍾乳洞「あぶくま洞」を訪ねました。真夏でも15℃前後の涼しさが味わえる、田村市を代表する観光スポットです。
あぶくま洞を見学後は、同じ田村市内のスカイパレスときわで昼食を。ご自身も移住者で現在は田村市を中心にキッチンカーを運営する竹前敬治さんのお話をうかがいながら、竹前さんが作るカレーなどをいただきました。
昼食後は、スカイパレスときわに隣接する「ムシムシランド」へ。全国でも珍しい昆虫のテーマパークとして知られるムシムシランドでは、日本ではなかなか見ることができないヘラクレスオオカブトなどの昆虫との触れ合いを楽しみました。
このツアーの最後の訪問地は「テラス石森」。廃校を活用した複合型テレワークセンターで、レンタルオフィスやコワーキングスペースとして活用されています。移住者の利用も多いとのことで、参加者のみなさんは興味深そうに施設の説明を聞いていました。
テラス石森を見学後は郡山駅に戻り、無事に全行程が終了。みなさん無事に帰路へと就かれました。
こどもと笑顔で過ごす自然とアクティビティに満ちた移住体験【鏡石町・玉川村コース】
夏のツアー第2回は、郡山市の南に位置する鏡石町と玉川村を巡るツアー。移住にご興味をお持ちの5組16名の方が参加し、7月13日(土)~14日(日)に開催されました。
一行はまず、郡山駅前の高柳電設工業スペースパーク(郡山市ふれあい科学館)で宇宙飛行士の訓練の疑似体験などができるアトラクションを自由に見学した後、バスで鏡石町へ向かいました。
鏡石町では最初に鏡石町健康福祉センター「ほがらかん」を訪問。鏡石町地域おこし協力隊員で、町内でビストロフレンチ「poco a poco」を経営する小柳拓未さん・比呂さんの指導のもと、サンドイッチ作りを体験しました。思い思いに食材を挟んで出来上がったサンドイッチを、それぞれのお昼ご飯として味わいました。
昼食を楽しんだ後は、日本初の西欧式牧場として知られる岩瀬牧場へ。ここでは動物との触れ合いや東北最大級のとうもろこし巨大迷路などをそれぞれに楽しみました。
岩瀬牧場を楽しんだ後は、鏡石駅に付設された施設「鏡石まちの駅 かんかんてらす」を経由して、この日の宿泊地である玉川村の「森の駅yodge」へ。こちらも廃校を活用した宿泊施設で、心地良い風が吹き抜けるオープンスペースで交流会を兼ねたバーベキューが開かれました。
かつて校庭だった広場では、子どもたちが思い思いに遊んでいました。参加したご家族同士の新しい交流が生まれることも、こうしたイベントの魅力の一つです。
2日目は朝8時半に森の駅yodgeを出発し、「アーバンスポーツたまかわ」へ。BMXやマウンテンバイクを手軽に楽しめる施設です。安全上の説明を受けた後、それぞれの身長に合ったBMXやマウンテンバイクを借りて楽しみました。
村内の洋食レストラン「独留馳(ドルチェ)」で昼食をとった後は、施設の一部がコワーキングスペースとなっている「すがまプラザ交流センター」や、地元産品が並ぶ「道の駅たまかわ」などを見学。15時に郡山駅に戻り解散となりました。
おやこで見て・食べて・あそぶ 暮らし体験ツアー【本宮市・大玉村コース】
夏のツアー第3回は、郡山市の北に位置する本宮市と大玉村を巡るツアー。2024年7月27日(土)~28日(日)に開催され、5組18名のみなさんが参加しました。
前回2回のツアーと同様、一行はまず郡山駅前にある高柳電設工業スペースパーク(郡山市ふれあい科学館)を訪問。その後バスで大玉村へ移動し、「森のそば屋 宇山」でそば打ちを体験。打ったそばをそれぞれ昼食としていただき楽しみました。
続いて訪ねたのは、同じく大玉村にある前ケ岳アウトドアパーク。ここでは、ふだんなかなか乗るチャンスのないバギーの運転を体験しました。
その後、一行は、大玉村やその周辺の農産品などが揃う「あだたらの里直売所」へ移動。ここでは、買い物を楽しむとともに、地元大玉村やその産品の魅力などについて、直売所の矢吹吉信店長に教えていただきました。
2日目は朝8時半にホテルをチェックアウトし、本宮市の「みずいろ公園」へ。たくさんの水場があり子ども連れに人気の公園です。子どもたちは全身で水遊びの楽しさを味わっていました。
続いて、同じ本宮市のプリンス・ウィリアムズ・パークを訪問しました。2015年に英国のウィリアム王子が訪れたのを機に、「プリンス・ウィリアムズ・パーク」という愛称を認めていただき、その後 2017 年には英国庭園も整備されました。屋内・屋外でさまざまな遊びが楽しめる公園。ここでも子どもたちは大はしゃぎです。
その後、一行は「本宮市ふるさと暮らし体験住宅 和暮和暮(わくわく)」へ移動。ここでは交流会が催され、本宮市の魅力を知るとともに、先輩移住者やツアー参加者との会話を通して交流が図られました。
交流会は昼食の時間も含めて行われ、バーベキューを楽しみながら、地域のこと、また本宮市や大玉村に住む魅力を深く知る時間となりました。
昼食と交流会が終わり、15時に郡山駅に戻って全行程が終了。それぞれ無事に帰路に就きました。
東京駅からわずか80分という抜群の交通利便性を誇る郡山市を中心としたこおりやま広域圏。この広域圏を構成する17市町村には、それぞれに移住者を受け入れる環境が整っています。緑豊かな真夏のこおりやま広域圏を巡った3つのツアーは、多くの参加者のみなさんにその魅力を味わっていただく機会となりました。