トラック運転手を憧れの仕事に！「北海興業」が目指す運送業の働き方(福島県田村市)

ふだん直接目にすることがない場所で私たちの暮らしを支えている“かがやく企業”にスポットを当て、会社の取り組みやいきいきと働く人たちの姿を取材してきました。今回は全6回にわたり、1982年に神奈川県で創業し1993年から田村市滝根町を拠点に運送業を営む、『北海興業』を紹介します。

運送業界の逆風に負けずに、躍進を遂げている北海興業

aruku　私たちの暮らしに欠かせない運送業ですが、「長時間労働で大変そう…」「体力的にもきつそう…」といったイメージもあります。
太田さん　確かにそうした側面があることから、ドライバーが働きやすい環境づくりに力を入れてきました。この仕事の魅力や面白さをもっと伝えて、運送業を楽しみながら働ける仕事にしたいと思っています。

aruku　ドライバーが働きやすい環境を作るために、具体的にどのような取り組みをしているのですか？
太田さん　例えば、この仕事は休みが不規則と思われがちですが、うちは原則、土日は休みです。年末年始やお盆、ゴールデンウィークにはまとまった休みもあり、家族との時間をしっかりとることができます。

aruku　子育て世代も働きやすいですね。
太田さん　ドライバーの高齢化も業界の課題になっていますが、うちは40代以下が半数以上を占めています。その中には、この業界ではまだまだ珍しい女性ドライバーも活躍しているんですよ！他にも未経験でも活躍している人が多い点も北海興業の特色だと思います。

トラックのドアを開ける女性社員

aruku　若い世代や女性が活躍している会社なんですね！
太田さん　少しでも利益を上げるために高速道路を使わないルートを設定する会社や、ドライバーの給与を歩合制にしている会社もありますが、ドライバーが快適に働けるように高速使用が原則です。また、歩合制は採用していないので2024年問題によるドライバーの収入減もありません。

aruku　安心・安全が一番の仕事なので、それは魅力的ですね。
太田さん　おかげ様で年々業績が伸び、昨年は過去最高の売上を出せました。従業員の数も15年で倍以上に増えています。

aruku　クリーンで働きやすい職場づくりを実践した成果ですね！

参考資料1:社内アンケートの結果

風通しの良い職場環境をつくるために、定期的に社内アンケートを行っている北海興業。アンケート結果を見ても、満足しながら働いている方が多いことがうかがえます。

運送業の仕事のやりがいと面白さは？

aruku　この仕事のやりがいや面白さはどんなところですか？
太田さん　車に関わる仕事はたくさんありますが、運転が好きな人にとっては楽しいと思います。

aruku　仕事で全国のいろいろなところに行けるのも魅力的！各地のご当地グルメも楽しめそう⁉
太田さん　そうですね。あとは運転している時間は一人で気をつかわないので、自分のペースで働けるのも魅力です。

aruku　ドライバーさんにとってはトラックがオフィス。誰にも気兼ねなく過ごせる自分の空間があるのはうらやましい！

大型トラックを運転する女性ドライバー

福島でかがやく運送業を目指して！

福島ファイヤーボンズのラッピングを施した大型トラック

aruku　最後に今後の目標についてお聞かせください！

太田さん　小さい頃、「働く車」の大型トラックに憧れた人もいるかと思います。でも、将来の仕事として運送業を選択する人はまだまだ少ないのが実情です。会社を成長させると同時に、業界のイメージを明るいものに変え、少しでも地域に貢献したいと思います。

aruku　お話を聞くまでは縁遠い仕事と思っていた運送業が少し身近に感じられました。
太田さん　そう思ってもらえたら嬉しいです。実は会社を知ってもらうきっかけ作りのひとつとして、福島ファイヤーボンズのオフィシャルパートナーにならせていただきました。ラッピングを施したトラックが1台限定で走っているので、見かけた際には写真を撮って楽しんでもらえると嬉しいです。

aruku　それは見つけたらいいことがありそう⁉福島を支える輝く企業として、今後のさらなる活躍を応援しています。今日はありがとうございました！