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開成山公園

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公開日:
2025.1.8
更新日:
2025.1.8
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【こおりやま広域圏】人と人とのつながりを大切にするまち。わがまち魅力発見【三春町編】

【こおりやま広域圏】人と人とのつながりを大切にするまち。わがまち魅力発見【三春町編】

こおりやま広域圏17市町村の魅力を移住者の方の視点からご紹介する「わがまち魅力発見」。第12回は、三春町に移住された宮島清人さんに「わがまち」の魅力を語っていただきます。

三春町とは

三春町は、郡山市の中心部から約10km東に位置する町です。
人口:16,269人(‘2024年11月1日現在)
面積:72.76平方キロメートル
アクセス:
【電車】JR東京駅より磐越東線三春駅まで約1時間50分、郡山駅より約15分
【車】東京より三春町中心部まで約3時間、郡山市中心部より約30分

三春町の紹介ムービー
https://youtu.be/ariLKLJkjCA
(参考)こおりやま広域圏ムービープロジェクト!
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/koikiken/5995.html

見どころスポット① 三春滝桜

日本三大桜の一つとして全国にその名を知られ、樹齢千年超ともいわれるベニシダレザクラです。東西に約25メートル、南北に約20メートル、高さは13.5メートルを誇ります。町内には三春滝桜の子供や孫と称される多くのシダレザクラの名木が数多くあり、シーズンには毎年全国各地から十数万人もの見物客が町を訪れます。2022年には国の天然記念物指定100周年を迎えました。

見どころスポット② 三春ダム

1998年竣工のダムです。堰止めによってできたダム湖は、三春が桜の里であることにちなみ「さくら湖」と名付けられています。ダム本体脇には三春ダム資料館があり、ダムの役割や仕組、周辺地域などが紹介されているほか、カフェスペースもあります。

インタビュー:三春に移住して、本当にやりたいもの、一生続けたいと思えるものに出会えた

理想のいちご作りに最適な土地が三春にあった

―三春町への移住の経緯を教えてください。
宮島さん
 以前勤めていた会社が事業の一つとして農業を手がけていて、私は夏いちごを担当していました。その仕事におもしろさを感じ、より極めたいと考えて、いちご農家として独立することを決意。農家を始める場所探しを始めました。考えていた条件は、人口30万人以上の都市が近くにあること、いちごを作っている人が周りにいないこと、作ったいちごを出荷できる農産物の直売所が近くにいくつかあること、農業資材が欲しい時にすぐに手に入るホームセンターが近くにあること、直売もしたかったので、農地の周りに暮らす人がある程度いること、管理がしやすいように農地の近くに家が借りられることなど。なかなか条件に合う場所は見つからなかったのですが、妹の旦那さんが三春の出身だったことから三春に良い場所が見つかり、2019年に移住しました。

どんな品種を作っていますか?
宮島さん 毎年少しずつ変えていますが、今年(2024年)は、「よつぼし」「アキヒメ」「スズ」「ハルヒ」の4品種です。いろいろな種類があったほうが作っていて飽きないですし、お客様の選ぶ楽しみもあるかなと思っています。

地域に馴染むうえで努力したり苦労したりしたことはありましたか?
宮島さん いちごのシーズンにはビニールハウスで直売をしているので、自分から行動を起こさなくても、いちごがきっかけで自然に地域とのつながりができました。おそらく、僕はこの辺りでは「いちごの人」として認識されていると思います。いちごが嫌いという方はなかなかいないと思うので、地域に馴染むものとしては良かったのかも知れませんね。それ以外は、道で近所の方に会ったり回覧板を持っていったりしたときに挨拶したりするなど、ごく普通の付き合いです。良い方たちばかりなので、特に苦労をしたことはありません。

福島が一番住みやすく、ゆったり生きられる

三春町内でよく出かけるところはありますか?
宮島さん 三春の里では地元の農産物が直売されているので、どんな野菜が出ているのか気になって、ときどき出かけます。三春滝桜は、開花の時期のお土産物の売店でいちごを売ってもらったことがありました。でも、三春滝桜のような名所も良いですが、何気ない自然の景色がとても綺麗だと感じます。

農産物の直売所のほか、入浴・宿泊施設や敷地内にバーベキュー施設もある三春の里田園生活館。令和7年春には、同敷地内にキャンプやカヤックなどが楽しめるアウトドアヴィレッジ三春もオープン予定。

―宮島さんから見た三春町の魅力を教えてください。
宮島さん とにかく人の良さですね。よそ者を受け付けないような感覚はまったくなくて、僕のような移住者に対して「よく来てくれたね」という接し方をしてくれます。今までいろいろなところに住みましたが、福島が一番住みやすく、ストレスなくゆったり生きられています。

みなさんがお互いに助け合って生活しているようにも感じますね。うちのいちごも、自分で食べるというより「人にあげたいから」と言って買っていく方が多いんです。自分の家族や親族も含めた人と人とのつながりを大事にする土地柄なのかなと感じます。

郡山市に近いことも三春町の大きな魅力ですね。
宮島さん 郡山市の中心部まで車で30分かからないですし、磐越東線を使ってもすぐに郡山市に着くので便利です。昔の知り合いに会うために県外に出かけることもあるのですが、郡山駅から東京駅までは新幹線で1時間20分ほどですので、利便性の高さを実感しています。

何か一つ、目的を持って移住してほしい

―移住して5年経ちましたが、いちご栽培は順調ですか?
宮島さん 毎年、実験と改善を繰り返して、ようやく安定して生産できる目途がついてきました。一番買っていただいているのは地域の方々で、1月から3月までは基本的にハウスの直売ですべて売れてしまいます。4月以降は三春町や郡山市の直売所でも販売し、例年6月頃までそれが続きます。

いちごは自分が手をかければかけるほど実りが良くなり、自分の頑張りが実感できます。農業を始める前はいろいろな仕事を経験しましたが、今は本当にやりたいもの、一生続けたいと思えるものに、移住してようやく出会えた感覚です。今後は、規模の拡大と、それに付随して加工品を手がけることも考えています。

―移住において気をつけるべき点や心構えがあれば教えてください。
宮島さん 単に「田舎暮らしがしたいから」といったような理由で移住すると、イメージと現実が合わなくて苦労したりすることもあるかもしれません。僕は「いちごを作る」という明確な目的があったので、そのおかげで人とのつながりを広げられたと思いますが、そうした目的を持たないまま、いきなり周りが知らない人ばかりのところで生活をすることは、けっこうハードルが高いことだと思います。移住を決断するぐらいの方であれば心配はないかもしれませんが、何か一つ、目的を持って移住したほうが良いと思っています。

宮島さんからの動画メッセージ

イベント紹介

三春だるま市

毎年1月の第3日曜日に開催される、三春町の新年恒例のお祭りです。江戸時代から続くといわれ、町に隣接する郡山市西田町の高柴デコ屋敷で作られた縁起物のだるまや張子人形などの縁起物を売る露店が軒を連ねます。

日時:毎年1月第3日曜日
会場:大町おまつり道路(三春交流館「まほら」周辺)

三春盆踊り

江戸時代より300年以上続く、三春の夏の風物詩として開催されている三春盆踊り。露店の出店やふるまい酒、踊りコンテストなどのお楽しみもあり、踊って楽しい・飲んで食べて満足な子どもから大人までみんなが楽しめる盆踊りです。

日時:毎年8月15日・16日の二日間
会場:大町四つ角交差点(三春交流館「まほら」周辺)

三春秋まつり

踊りやダンス、キャラクターショーなどのステージイベントのほか、町内の企業や団体の作品展示、農産物などの販売ブース等が並び、誰もが「来て」・「見て」・「食べて」・「参加して」楽しめるおまつりです。

日時:毎年11月第1土曜日・日曜日
会場:大町おまつり道路(三春交流館「まほら」周辺)

その他のイベント

1月 西方水かけまつり
4月 八幡神社祭礼
5月 花祭り稚児行列
7月 田村大元(たいげん) 神社祭礼
7月 八雲神社祭礼
7月 三春の里夏まつり
10月 三春の里収穫祭
10月 三春大神宮秋季例大祭

三春町企画政策課

お問合せ

福島県田村郡三春町字大町1番地の2

※別のこおりやま広域圏わがまち魅力発見のページはこちら
こおりやま広域圏 わがまち魅力発見 先輩移住者インタビュー「新しいふるさとのココが好き!」

※この記事2024年12月に制作したものです。内容は取材当時のものです。