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公開日:
2025.2.27
更新日:
2025.3.5
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【こおりやま広域圏】磐梯山(ばんだいさん)の雄大な自然に抱かれたまち。わがまち魅力発見【磐梯町編】

【こおりやま広域圏】磐梯山(ばんだいさん)の雄大な自然に抱かれたまち。わがまち魅力発見【磐梯町編】

こおりやま広域圏17市町村の魅力を移住者の方の視点からご紹介する「わがまち魅力発見」。第15回は、磐梯町に移住された浪岡由依さんに「わがまち」の魅力を語っていただきます。

磐梯町とは

磐梯町は、郡山市の中心部から約35km北西に位置する町です。
人口:3,067人(2025年1月1日現在)
面積:59.79平方キロメートル
アクセス:
【電車】JR東京駅より磐越西線磐梯町駅まで約2時間30分
【車】東京より磐梯町中心部まで約4時間、郡山市中心部より約1時間

磐梯町の紹介ムービー
https://youtu.be/Tf9WPH3ycLI
(参考)こおりやま広域圏ムービープロジェクト!
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/koikiken/5995.html

見どころスポット① 史跡慧日寺跡(しせきえにちじあと)

平安時代初頭に開かれた、開基がわかる寺としては東北最古を誇る寺院跡で、磐梯町を代表する観光スポットです。明治の初めに廃寺となりましたが、1970年に国指定史跡となり、2008年に金堂が、2009年には中門が復元され、往時の姿がよみがえりました。金堂のライトアップや歴史講座、写経体験会など、1年を通してさまざまなイベントが開催されています。

見どころスポット② 幻の滝

磐梯町を起点に、磐梯山の西側を通って裏磐梯へ抜ける道路「磐梯山ゴールドライン」。その沿線にある、落差約13mの滝です。名前のとおり、2007年に遊歩道と駐車場が整備されるまでは地元の人にもあまり知られていなかったのだとか。4月下旬になると雪解け水で水量が増し、より豪快な姿を見ることができます。

インタビュー:磐梯山ってカッコいい。毎日「いいなあ」と思ってます

海沿いで生まれ育ち、磐梯町で初めての山暮らし

―移住の経緯を教えてください。
浪岡さん 青森県三沢市で生まれ育ち、社会人になってからは宮城県石巻市のリゾートホテルや建設会社などで働いていました。2023年3月に建設会社の仕事を辞めた後、次の仕事を探すなかで、コミュニティマネージャーという仕事があることを知りました。 ひと口にコミュニティといってもいろいろな種類がありますが、さまざまな人たちが一つの目標に向かって共に頑張っていくようなコミュニティに携わりたいと考え、それなら地方、地域で働くのがベストだと思い、移住支援サイトを見るように。そこで見つけたのが、磐梯町の地域おこし協力隊の仕事でした。ミッションは、ゲストハウスのコミュニティマネージャー。石巻市で宿泊の仕事をしていましたし、ドンピシャだったんです。他の地方への移住も選択肢にありましたが、東北に生まれ東北で育ってきましたから、他の地方よりも馴染みやすいかなという気持ちもありました。

―磐梯町に来る前、福島県や磐梯町に対して何かイメージを持っていましたか?
浪岡さん 特にありませんでした。磐梯町という町があること自体知りませんでしたし、磐梯山も名前を知っている程度でした。三沢市も石巻市も海沿いのまちで山に住んだことが一度もなく、ドラマや映画でよく見るような田舎を漠然とイメージしていました。

暮らすほど実感する「会津の三泣き」

―磐梯町に来て、どんなことから始めましたか?
浪岡さん まずは地域に馴染むことが大切だと思っていたので、最初の1~2ヵ月は、地元のお祭りやイベントなど、地元の人たちとコミュニケーションが取れる場に積極的に参加しました。ただ、もともと人と関わることが好きなので、意識して行動したというより、自然に体が動いた感じです。磐梯町内だけでなく、お隣りの猪苗代町で開かれる飲み会に出たり、猪苗代町や北塩原村の地域おこし協力隊の方とコミュニケーションを取ったりもしました。

―磐梯町の人の印象はいかがですか?
浪岡さん 基本的には、「あなたの好きなようにやってね」と見守ってくださっている印象です。協力隊が好きなように動くことが町づくりにつながるという考えを持ってくれているようです。

一方、磐梯町は福島県の会津地方に位置していますが、地元の方と深く接していくにつれ、会津の人たち特有の気質を感じるようになりました。みなさんちょっと内気で、積極的に前に出ることがなくて、そのぶん、何か新しいことをやろうとするとやけに目立ってしまうようなところがあって。移住者にとっては動くことをためらってしまうようなシーンがあるかもしれません。

会津には、「会津の三泣き」という言葉があります。一度目はよそ者に対する厳しさに泣き、二度目は会津の人々の温かさや人情に触れて泣き、三度目は会津を去るときの離れ難さに泣くという言葉です。私は磐梯町に来て初めてその言葉を知りましたが、「なるほど」と思いました。町に溶け込み理解してもらうまでは少し時間がかかるかもしれないけれど、溶け込んでしまうと身内みたいに温かく接してくれる人たちばかりです。

―磐梯町で好きな風景や、休みの日によく行く場所などはありますか?
浪岡さん 私が普段勤務しているLivingAnywhere Commons会津磐梯に向かって坂を上っていくと、正面に磐梯山が見えるんです。フロントガラスを額縁にしたような景色で大好きです。磐梯山って、なんだかカッコ良いんですよね。毎日見ているのに、毎日「いいなあ」と思います。道の両側は棚田になっていて、夏は青々とした稲穂が綺麗ですし、水を張った田んぼに夕陽が反射する様子も美しいです。もちろん、冬の雪景色も絶景です。

―普段の買い物はどうしていますか?
浪岡さん 町内にスーパーもコンビニもありますし、会津若松市や猪苗代町まで行けばより多くの店があります。近くで買えないものはネットで買っていますし、特に困ることはありません。

心の拠り所になるような「居場所」をつくりたい

―生活や天候など、磐梯町で約1年過ごしてみた感想を教えてください。
浪岡さん 地元の方や先輩移住者から「雪はすごいよ」と聞いてはいたのですが、青森でも雪は降るので大丈夫だろうと思っていました。たまたま今年(2025年)は雪の当たり年だったので、これを経験しておけば今後は大丈夫じゃないでしょうか。寒さに関しても、ずっと寒い地域に住んできたので特に抵抗はありません。夏は緑がとても美しいですし、めちゃくちゃ暑いわけでもない。私にとってはちょうど良い気候です。

―1年目の活動を通して、今後磐梯町でやってみたいことや「できそうだな」と思い始めていることはありますか?
浪岡さん 協力隊の任期は3年間ですが、任期が終わった後も磐梯町に住み続けるということは一つ明確なところです。純粋にこの土地が好きになりましたし、コミュニティマネージャーとして実務経験があるわけでもなく、地域おこしの実績もない私を拾ってくれたことへの恩返しとしても、ここで長く生活していきたいです。
ただ、全国各地いろんなところに行ってみたい気持ちもあります。各地に足を運び、ある程度の期間滞在しつつ、一番の拠点は磐梯町に置いて、ここで知り合った仲間たちと一緒に、やりたいこと、楽しいことを形にしたいですね。

浪岡さんがコミュニティマネージャーを務めたLivingAnywhere Commons会津磐梯のコワーキングスペース(現在は閉鎖中)

―具体的なビジョンはありますか?
浪岡さん 「居場所づくり」をしたいです。住所的な居場所ではなく、心の拠り所みたいな居場所。いろいろな意見に触れてステップアップできる場所とか、愚痴吐き場とまでは言わないまでも、そこに行けばみんなが前向きな気持ちになれる場所。ゲストハウスかもしれないし、シェアハウスかもしれない。カフェかもしれないし、コワーキングスペースかもしれないし、単発的なイベントかもしれないけれど、そういう場を運営できたらいいですね。

もっと大きなことを言っちゃうと、私は磐梯町のコミュニティマネージャーになりたいんです。「磐梯町に来たら、とりあえず浪岡のところに行っとけ」みたいな。移住者の方が「こんなことをやりたい」って言ったら「あの人と連絡を取ってみたら?」とつなげてあげるような、町の中でのハブ的な役割を担いたいですし、町と外とのハブ的存在でもありたいと思っています。

浪岡さんからの動画メッセージ

イベント紹介

会津赤枝彼岸獅子 (あいづあかえだひがんじし)

磐梯山麓の春の風物詩となっている伝統的な獅子舞で、磐梯町の重要無形民俗文化財に指定されています。地元青年会のメンバーが獅子に扮し、勇壮な舞を披露します。

日時:毎年3月中旬
場所:道の駅ばんだい 徳一の里きらり(福島県耶麻郡磐梯町磐梯十王堂38番地)
料金:無料

磐梯神社の舟引き祭りと巫女舞

「舟引き祭り」は米の作柄を占う神事です。米俵を3俵乗せた木舟の両端に2本の綱をつけ、氏子が東西に分かれて3回引き合い、東が勝てば豊作、西が勝てば米の値段が上がるとされます。この神事に合わせ、地元の女子小中学生が舞う「巫女舞」と呼ばれる踊りが奉納されます。

日時:2025年3月20日(木) 12:00~16:00
場所:磐梯神社境内(福島県磐梯町大字磐梯字並杉5300)
料金:無料

磐梯町行政経営課政策係

お問合せ

福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字中ノ橋1855

※別のこおりやま広域圏わがまち魅力発見のページはこちら
こおりやま広域圏 わがまち魅力発見 先輩移住者インタビュー「新しいふるさとのココが好き!」

※この記事2025年2月に制作したものです。内容は取材当時のものです。