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公開日:
2025.3.4
更新日:
2025.3.5
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【こおりやま広域圏】花火の伝統が息づくまち。わがまち魅力発見【浅川町編】

【こおりやま広域圏】花火の伝統が息づくまち。わがまち魅力発見【浅川町編】

こおりやま広域圏17市町村の魅力を移住者の方の視点からご紹介する「わがまち魅力発見」。第16回は、浅川町に移住された粕谷政斗さんに「わがまち」の魅力を語っていただきます。

浅川町とは

浅川町は、郡山市の中心部から約35km南に位置する町です。
人口:5,551人(2025年1月1日現在)
面積:37.43平方キロメートル
アクセス:
【電車】JR東京駅より水郡線磐城浅川駅まで約3時間
【車】東京より浅川町中心部まで約3時間、郡山駅より約1時間

浅川町の紹介ムービー
https://youtu.be/fkP-3sLbuQs
(参考)こおりやま広域圏ムービープロジェクト!
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/koikiken/5995.html

見どころスポット① 城山(しろやま)公園

戦国時代の山城跡を整備した公園で、浅川の町並みや美しい田園風景が一望できる絶好のロケーションです。遠くには那須連山も見ることができます。桜の名所としても知られ、シーズンになると花見を楽しむ多くの町民で賑わいます。毎年8月16日に開催される「浅川の花火」の名物「地雷火(じらいか)」はここで打ち上げられます。遊歩道も複数整備されており、町民の散歩コースとしても人気です。

見どころスポット② 貫秀寺(かんしゅうじ)

町の中心部から西へ2kmほど離れた場所にあるお寺で、福島県で唯一、全国的にも珍しい即身仏が安置されている寺として知られています。この即身仏は、江戸時代中期にこの地にやってきた僧侶「弘智法印 宥貞(ゆうてい)」のものとされており、地域で多くの信仰を集めています。
※拝観の際は事前連絡が必要です(浅川町役場 企画商工課 電話:0247-36-2815)

インタビュー:「とにかくやってみる」の精神でまちづくりに貢献

たった2両で走る列車に驚き、慣れない運転に苦労

―浅川町への移住のきっかけを教えてください。
粕谷さん 
浅川町出身の妻と大学時代に関東で知り合い、結婚を機に妻の地元に移住しました。

―地方での生活に不安はありませんでしたか?
粕谷さん 父が転勤族で、子供の頃は福岡や広島など各地を転々としていたので、地方で暮らすことに抵抗はありませんでした。ただ、都市部でしか生活したことがなく、田舎に住むのは浅川町が初めて。まずは列車がたった2両で走っていることに驚きましたし、列車の本数が少ないことにも驚きました。

本数が少ないぶん、田舎の生活では車の運転は避けて通れませんが、以前は仕事でもプライベートでも電車移動ばかりで、ほとんどペーパードライバーだったんです。最初はおっかなびっくり運転する感じで、慣れるまでは大変でしたね。今はもう、仕事の移動で片道1~2時間の運転をすることにも慣れました。

―気候面での不安はありませんでしたか?
粕谷さん 
埼玉に比べれば確かに寒いですが、私は、寒さは慣れだと思っています。たまに埼玉に帰省して浅川町に戻ると「寒い!」と思いますが、3日あれば感覚が戻ります。暖かい地域から来る方は雪道の運転を心配するかもしれませんが、運転に支障があるほどの雪は浅川町ではほとんど降りません。

―現在のお仕事を教えてください。
粕谷さん 
妻の実家の建築会社で施工管理を担当しています。最近は学校の校舎に地元の木材を活用することが多く、県内各地の学校建築の現場に多く関わっています。浅川町に来るまで建築の世界のことはまったく知らなかったので、最初はできないことだらけでしたし、指示を受けても訛りが聞き取れず大変だった時期もありましたが、今では仕事にも訛りにも慣れました。

伝統の花火に関わることで仲間ができた

―浅川町の魅力を教えてください。
粕谷さん とにかくお米がおいしいです! もともと米好きでしたが、浅川町の米は冷めてもおいしいんです。おいし過ぎて、こっちに来たときに70kgだった体重が、今では110kgにまでなってしまいました(笑)。毎年、新米の時期が楽しみで仕方ありません。

―休日によく出かける場所はありますか?
粕谷さん 
2人の娘とよく家の近所を散歩しています。また、町立あさかわ図書館でときどき読み聞かせ会をやっているので、そこに子どもと一緒に出掛けることもあります。浅川町以外では、須賀川市にあるtetteや郡山市にあるPEP Kids Koriyamaも子どもたちは大好きです。

温泉にもよく行きますね。お隣の石川町などに温泉があるので、家族でよく出かけます。1人でよく行くのは、鏡石町の町営プールすいすいです。夜9時まで入れるので、仕事が終わった後に体力づくりを兼ねて行くことがあります。

浅川の花火の名物の一つ、花火玉を打ち上げず地面で破裂させる「地雷火(じらいか)」

―町の伝統行事「浅川の花火」の運営に関わっているそうですね。
粕谷さん 
はい。もともと関わっていた義理の兄から、運営の人数が減り始めているということで誘ってもらいました。みなさんに安心して花火を楽しんでもらうためにはいろいろな準備が必要なので、休み返上で作業することもありますし、体力的にかなり疲れます。でも終わってみると「楽しかった」「やって良かった」という気分になります。

それに、もし仕事だけの生活だったら、今も町に友達がいないまま暮らしていたと思います。花火の運営に関わったことで同世代の仲間ができ、町での暮らしがより楽しくなりました。正直、浅川町に来る前は、田舎に対して閉鎖的や排他的なイメージもあったんです。でも、浅川町の人たちにはそんなところがまったくありませんでした。

そして何より、浅川の花火は本当にすごい。もともと花火が好きで、関東にいた頃から各地の花火大会を見に行っていたのですが、ここの花火が日本一だと心から思います。もともと亡くなった方を供養、慰霊することを目的とした花火なので、単なる観光や競技の花火大会にはない雰囲気も感じます。自分が関わっていることを差し引いたとしても、最高の花火です。

田舎でしかできないことに積極的に取り組んでほしい

―移住の先輩として、これから移住を考えている方に向けてアドバイスをお願いします。
粕谷さん 
せっかく田舎に来るなら、田舎でしかやれないことに積極的に取り組んでみて欲しいですね。そうすれば、その地域で自分が楽しいと思えることが何かしら見つかるはずです。私は「とにかくやってみてから考えよう」というスタンスで町の人々と関わってきました。そのスタンスでいたことが、今の暮らしの楽しさにつながっています。

最初の一歩を踏み出すのは大変なことかもしれません。でも、最初の一歩を踏み出せば、自然に次の一歩が踏み出せるようになり、関係がどんどん広がっていきます。面倒だなと思ったり、「あの人は苦手だな」と思ったりすることもあるかもしれませんが、都会にいたって田舎にいたって、生きていればそういうことは少なからずありますから、まずは地域に飛び込んでみて欲しいですね。

粕谷さんからの動画メッセージ

イベント紹介

浅川の花火

一説によれば、江戸時代中期に始まり300有余年もの歴史を誇るともいわれる、福島を代表する花火大会です。町内外から毎年3万人もの見物客が訪れます。家族を亡くした人々が追悼として上げる慰霊の花火でもあり、浅川町のお盆に欠かせないイベントです。

日時:8月16日
場所:浅川町民グラウンド(福島県石川郡浅川町大字浅川字古語宮134)
料金:無料

浅川納涼盆踊り大会

毎年「浅川の花火」の前日、8月15日に開催される恒例の盆踊り大会で、浅川小学校の校庭に大きなやぐらが組まれ、1時間半にわたって町のみなさんが盆踊りの輪を作ります。

日時:8月15日
場所:浅川小学校校庭(福島県石川郡浅川町浅川荒町108)
料金:無料

その他のイベント

12/31~1/1 元朝参り・除夜の花火
4月中旬 花火の里あさかわ 夜桜花火
6月下旬 花火の里浅川ロードレース大会

11月 花火の里あさかわ さんぎょうまつり

11月 花火の里あさかわ 秋の刈上げ豊秋花火

浅川町企画商工課

お問合せ

福島県石川郡浅川町大字浅川字背戸谷地112-15

※別のこおりやま広域圏わがまち魅力発見のページはこちら
こおりやま広域圏 わがまち魅力発見 先輩移住者インタビュー「新しいふるさとのココが好き!」

※この記事2025年3月に制作したものです。内容は取材当時のものです。