「かなえて、いきる。写真展」—訪問看護の現場から届ける、生きることの輝き

訪問看護の現場に寄り添い、「その人らしく生きる姿」を届けたい―。そんな想いから生まれた写真展「かなえて、いきる。」が、2025年4月21日よりLacca郡山店で開催されます。実際の訪問看護の現場に同行し、自宅だからこそ見せる自然な笑顔や、人と人とのつながりを切り取った作品は、見る人の心にも灯をともしてくれるはず。写真展の見どころや込められた想いを紹介します。

訪問看護の日常や暮らしを記録した写真展

今回の写真展を企画したのは、郡山市を拠点に在宅医療と看護を専門とした訪問看護サービス「ちいきステーションtoivo(トイヴォ）」を展開する「エシカル郡山」。病気や障がいを抱えた方が自宅でその人らしい生活を送れるように、医療的なケアだけでなく、患者さんとその家族の心のサポートも行っています。
また、「エシカル郡山」では他にも、シニアとこども世代が交流できる「こども食堂PENTA」や企業の健康経営を目指す「ReSTAR」など様々な方への支援に取り組んでいます。

プロジェクトのきっかけは、訪問看護やリハビリの現場で出会うかけがえのない時間を何かの形に残すことで、生きることのあたたかさや希望の光を届けたいという想いから。医療や介護職の方々へのエールも込められているそうです。この想いに共感したカメラマン、アートディレクター、コピーライターとの４団体の共同プロジェクトとして生まれたのが写真展「かなえて、いきる。」です。

元看護師の写真家が切り取る、その人らしさ

写真家の柳沼亘さん

撮影を行った写真家の柳沼亘さんは、郡山市の出身で、元看護士の経歴の持ち主。その場の空気や時間の流れを大切にしながら、目に見えない“らしさ”を写し取った写真は、やさしさと温かさにあふれています。今回の写真展では、柳沼さんが元看護士の視点で、写真家として「あたたかい」と感じた瞬間を切り取っている点にも注目！医療や介護の枠を超え、人と人が関わり合う温かな瞬間や、病気や障がいがあっても自分らしい暮らしを諦めない姿は、写真展の大きな見どころです。

“生きる”ことに少しの想いを寄せてほしい

自宅という「その人らしさ」が最も表れる場所で営まれる、温かくてやさしくて力強い日常に触れることができる写真展です。子どもたちには“やさしさの記憶”を、大人たちには“立ち止まる時間を”、高齢の方には“今の自分を肯定できるあたたかさを”―。病気や介護が身近な方だけでなく、今を一生懸命に生きている全ての人に見てほしい写真がたくさん展示されています。それぞれの立場とそれぞれの立場から、“生きる”ことに少しだけ想いを寄せる時間にしてみてください。

本プロジェクトメンバー

＜エシカル郡山＞

郡山市を拠点に在宅医療と看護を専門とした訪問看護サービス「ちいきステーションtoivo（トイヴォ）」を展開する「エシカル郡山」。病気や障がいを抱えた方が自宅でその人らしい生活を送れるように、医療的なケアだけでなく、患者さんとその家族の心のサポートも行っています。また、「エシカル郡山」では他にも、シニアとこども世代が交流できる「こども食堂PENTA」や企業の健康経営を目指す「ReSTAR」など様々な方への支援に取り組んでいます。

＜アートディレクター　石田司さん＞
Era Creative Design 株式会社 アートディレクター／グラフィックデザイナー。
グラフィックデザインを軸にアートディレクション、デザイン、WEBからパッケージまで幅広く関わっています。自社の取り組みの一つ「こどもバウハウス」では様々なプロと関わりイベントを実施。

＜コピーライター　西道紗恵さん＞
合同会社あすの舎　游愿舎代表編集者・コピーライター。2020年春、西会津町へ移住。2023年、建築士である夫と合同会社あすの舎を設立し、「場」と「声」をキーワードに、ブランディングや場づくりなど多様な領域で活動中。