郡山エリアの古書店、古本屋さんへ。
文字通り、読み終えた本を買い取り、新たな買い手に販売する本屋さん。お店の数こそ少ないけれど、そこにはお店のこだわりがいっぱい。思わぬ本と出合えるかもしれませんよ。
Small Town Talk【スモールタウントーク】
レアものの写真集や昔のファッション雑誌。懐かしさとともに新鮮さも感じる!
住宅街の一画にある古書店「Small Town Talk」は、一見そこが本屋さんだとはわからない店構え。けれど一歩足を踏み入れてみると、そこには驚きがいっぱい!並んでいる古い雑誌の数々、貴重なグラフィックデザインの本や写真集は、すべて店主の黒田真市さんがこだわりを持って集めたもの。「60年代や70年代の雑誌が中心ですが、その時代を映した広告やファッションなどが、今見てもとても新鮮に思えるしおもしろい。その当時の読者が懐かしむだけでなく、今読んでいる若い人も新しく感じるのではないでしょうか」。パッケージングされた雑誌や本には黒田さん手書きの解説が添えられており、それを読みながら店内を見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまいそうです。
思わず「懐かしい!」と思える雑誌がたくさん。あなたの愛読雑誌の創刊号も見つかるかも?
古い雑誌の魅力を語る黒田さん。レアものの雑誌や本も惜しみなく見せてくれました。
こんなとき、こんな本 心に残る思い出の1冊。【Small Town Talk 店主 黒田真市さん】
「思い出トランプ」他 向田邦子作品
小説は愛憎劇が多い向田邦子作品ですが、エッセイは切れ味がよく、読みやすいです。
古書てんとうふ
江戸時代の古書からマンガまで!
郡山市で30年以上続く「古書てんとうふ」。江戸時代末期から昨日出た本まで扱っているという店内には、明治時代や戦前の教科書、特に郷土史関係の本が充実しており、全国の専門家やコレクターからも注目されています。絶版になった本やレアな本は、ここで相談してみるとすぐ見つかるかも?
「本を探すお手伝いが古書店の魅力です。」と語るのは、店主の熊谷さん。
歴史書が豊富な店内。特に福島県内の郷土史の99%は揃っているそう!
※この記事はaruku2015年11月号に掲載したものです。