国道118号線沿い、石川町と玉川村の街境に三角の屋根が見えてきたら今回の目的地『独留馳』に到着!地元の人を中心に愛されてきた街の洋食屋さんは、店内を包む空気もお店の人の雰囲気もすごく自然で、初めて来たのに昔から知っていた場所に帰ってきたような居心地の良さ。「元々はレコードでジャズを流していたんですよ」とお店を開いた高橋さんが当時を振り返って教えてくれました。なるほど、当時から残るハイカラな内装や暖炉にその頃の名残が伺えます。実は今の形のお店が楽しめるのも残りわずか…。
高橋さんの2人の息子さんがお店を中心に切り盛りするようになるのを機に、老朽化した建物を建て替え、天然酵母のパンや、一部メニューをビュッフェ形式に変更するなど、お店のシステムも変更した新生『独留馳』として今夏にも生まれ変わる予定なのだとか。※現在リニューアルオープン済
ハンバーグスパゲティー1,100円~(サラダ付)
もちろん、新しくなってもずっと変わらないものもあります。とにかくおなかいっぱい味わってほしいといというお店のモットーもそのひとつ。注文した「ハンバーグスパゲティー」は、250gのハンバーグに1.5人前はありそうなナポリタンが合わさった満腹メニュー。牛肉を9割も使ったハンバーグはふんわり柔らかいのにじゅわ~っと肉汁があふれる理想のバランス!昔ながらの焼ナポリタンもこれだけ多いのに全く飽きることのおいしさです。香辛料をあまり使わず、みんなが安心して食べられる良い意味での庶民的なこの味が恋しくなり、帰省する度にお店を訪れるお客さんも多いというのも納得!そんな想いがある限り、リニューアルしても変わらす愛されるお店の姿が見えてきそうです。
ポークチーズステーキ1,200円(サラダ、ライス付)
肉厚のポークステーキはナイフがすーっと通る柔らかさ。手作りにこだわったソースやまろやかなチーズとの相性も抜群!
ファミリーにもデートにも、いろんなシーンで使える店内。リニューアル前にぜひ足を運んでみて!
※価格はすべて2016年4月現在の税込価格で表示しています。この記事はaruku2016年5月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。