土地選びの都市伝説を検証!南向き・角地神話は本当に最善?家づくりを熟知したグリーンフロントに訊いた『失敗しない土地選び』
家を作るなら、誰だって「日当たり良好」の広い土地を選びたいもの。「坪数」や「学校に近い立地」にこだわる方も少なくありません。では、それは“あなたにとってベストな条件”でしょうか?一般的なイメージにとらわれず、自分にベストな土地を選ぶにはどうすればよいのか…?土地選びの専門家「グリーンフロント」さんに、arukuが不動産購入のポイントを取材してきました!
日当たり良好「南接道路」…は、ほんとにベター?
南側に建物が立たないため、日当たりが良いとされる「南面道路」の土地や「角地」。それは間違いでありませんがきちんと考えておきたいのは、南面道路の土地にも、デメリットはあるということ。間取りやコストにかかわってくるので、直接の「日当たり」をどれだけ重視するのか、優先順位をつけて考えましょう。
●開口・物干しなどのプライバシー確保、騒音対策が課題
●南から直射日光が入らなくても、採光は十分確保できる
「最低○○坪」…は、ほんとに必要?
家族構成、仕事や趣味、車の台数などを考えれば、土地の面積は当然重要です。とはいえ、立地によりには建ぺい率が決まっているので、「土地面積」と建物に使える「建坪」は比例しません。土地が広ければ、将来にわたっての納税金額も変わります。なぜその広さが必要か、ライフプランを考えて検討しましょう。
●広い=固定資産税が高い
「学校の近く」…は、本当に安心?
学区は大事な要素のひとつです。小学生期の通学の安全を考えるなら、学校との距離と同様に、通学環境への目配りも大事です。小学校には近いけれど、部活で遅くなる中学校が遠かったということもよくあります。また、学校の近くは、音の問題や友達関係への配慮が必要という声もあります。選定の際の優先順位を決めておきましょう。
●学校近くの家づくりは「音」への対策を。
●小学校時代は子供会ごと、町内会ごとの行事も多数。
家づくりはモデルハウスから…で、損しない?
家づくりを決めると、まずモデルハウスに行かれる方が少なくありません。イメージを広げ、家づくりを楽しむのは賛成ですが、間取りや資金計画が先行すると、どうしても土地選びが二の次になりがちです。でも実は、土地の状態・条件、土地の契約方法によって、総合的な予算は大きく変わります。どんな建物に住むかと同じくらい「どこに住むか」は大事です。より良い土地を選ぶために、不動産(土地と建物)のプロへの相談をお薦めします。
●地盤改良の必要性、水道管追加工事もコストのうち
●土地の契約方法や買い時で、使える「予算」が増える可能性も
あなたにとってベストな土地は、人生プランで変わります。だからこそ、「信頼関係づくり」から土地選びをはじめませんか。
ここまでの記事を読んで、「じゃぁ、結局どんな土地がいいの?」と思われた方も多いでしょう。答えは、あなたのライフスタイルや価値観、人生プランによって違います。だからこそ、一般的なイメージにとらわれず、総合的な視点で考えることが必要と、岡田店長はおっしゃいます。
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「まずは、ライフスタイルや将来設計をお聞かせください。」
「家づくりのベースになる土地選びは、人生の一大事です。ご家族での話し合いを含めた十分な準備が必要です。よりよいご提案をするために、私は、経済状態やご家族の将来設計をお聞きします。何より大事なのは、腹を割って話をさせていただくこと。そこで私は、まず自分の履歴書をお渡しして、信頼関係をつくります。じっくりお話を聞いて、中には、『今は買い時ではないのではないでしょうか』とお話したケースもありました。
不動産企業というのは、土地の売買を仲介したり情報提供する業者である前に、国家資格で認定された土地と建物のプロです。家づくりをする時には、ぜひ早い段階でご相談ください。」
大手ハウスメーカーで14年間の営業職在職中に、「全国表彰4回」、「最優秀管理職1回」、「最優秀売上1回」など、数々の実績を挙げた伝説の営業マン。現在グリーンフロント郡山店店長。ただ土地を紹介するだけでなく、住まう人のことをよく考え、土地・家づくりのメリットでデメリットを理解してもらった上で最適な提案したいと語る。身体(186cm)も器もデッカイ頼れる兄貴である。
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※この記事は2016年7月に制作したものです。内容は取材時のものです。