福島県南エリアで温泉行くならどこ？自然を満喫できる甲子温泉

県南の名湯をめぐる。県内の至るところに温泉が湧き出る福島県は、全国有数の温泉天国。日光国立公園の中にあり手付かずの自然を満喫できる甲子温泉。冬場でも比較的雪が少なく便利なアクセスも魅力の母畑温泉。温泉そのものが一番の目的になり得る県南の名湯で、秋の小旅行を愉しんでみませんか？

元湯甲子温泉 旅館大黒屋

歴史ある岩風呂と四季を望む露天風呂で趣の異なる温泉と山里料理を満喫

福島県と栃木県の県境に近い阿武隈川の上流。美しい渓流とブナの原生林に囲まれた自然豊かな場所に佇む秘湯の一軒宿。奥甲子の四季を感じながら、源泉掛け流しの湯を堪能できます。
名物は、150年の歴史を持つ混浴の「大岩風呂」。本館から長い階段を降りた先にある木造の湯小屋の湯船は、100人は優に入れる大きさで迫力満点。無色透明のやわらかい肌触りのお湯に浸かっていると、心身ともにリラックスできそう。眺望が美しく、内風呂と露天風呂が併設する「恵比寿の湯」は、岩風呂とは異なる泉質で、身体の芯までポカポカに。宿泊はもちろん日帰りプランでも味わえる滋味深い山里料理もおすすめ♪

150年の歴史を持つ「大岩風呂」。縦5ｍ、横15ｍ、深さ最大で1.2ｍを誇る大きな湯船

檜の香りが心地いい「櫻の湯」は女性専用。川のせせらぎに耳を傾けながら、のんびりと湯浴みを

男女別の「恵比寿の湯」の露天風呂。間近に迫る自然の美しさに癒される

日光国立公園の中に佇む一軒宿。新緑や紅葉の時期の美しさは格別！

新甲子温泉 五峰荘

源泉掛け流しの美人の湯と美食の数々。宿泊で過ごしたい極上のひと時

秘湯の面影を色濃く残す甲子温泉の下流に開湯された新甲子温泉。四季折々の雄大な自然をより身近に感じながら極上のお湯を堪能できます。自慢の温泉は自家源泉の100％掛け流し！さらりと柔らかい湯触りと湯上り後もずっと続くお肌のつるつるもちもち感に、“美人の湯”と愛されているお湯の良さを実感できます。夕食には旬の味覚を大切にした心づくしの献立とともに、大女将の実家の酒蔵から直送した日本酒を。源泉に入れた黒鶏の温泉卵がいただける朝食も楽しみです。宿泊客は近隣にある姉妹館『みやま荘』での入浴も可能に！一度に２ヶ所の名湯に浸かればお得感も癒され感も倍増すること間違いなし！

眼前に甲子高原を望みながら入る露天風呂は格別の心地よさ。

ほっと落ち着く和の空間。お部屋からも四季を身近に感じられます。

手入れの行き届いた植木や寄せ植えに訪れた瞬間から期待感が膨らみそう。

旬の食材に加えて地産地消にもこだわったお料理。米や味噌、納豆なども地元の食材を使用。

母畑温泉 八幡屋

充実の施設とプランで楽しみ方は自由自在、心とけあう寛ぎの宿のおもてなし

県南を代表する温泉地、母畑温泉の中でも最大の規模を誇る『八幡屋』。広い館内にはお風呂も設備も隙がなく充実しているので、子どもからお年寄りまで幅広い年代で寛ぐことができます。湯量豊富なアルカリ泉のとろみのあるお湯と巨石をくりぬいた野趣あふれる庭園の露天風呂が訪れる人を非日常の世界へと誘います。また、東北一のラジウム含有量を誇る天然の源泉を引き込んだラドン温泉サウナにもご注目。これらの温泉を様々なプランで利用できるのも大きな魅力。忘年会やクリスマスバイキングなど季節に合わせたものや、リーズナブルに贅沢なひと時を過ごせる壱万円プランなど、シーンに合わせた無限大の楽しみ方ができます。

筋肉痛や関節痛に効くとして「母畑温泉の三日湯」と言われることも。一度入れば独特なとろみにその効能を実感できるはず。

結婚式も開かれる広々とした館内。随所におもてなしの心が行き届いています。

数奇屋造り風の客室からはのどかな阿武隈の自然が望める。シンプルな和室が落ち着きます。

山海の食材をふんだんに使用した旬のお料理も絶品。料理の美味しさを目当てに訪れる方も多いのだとか。

※この記事はaruku2016年11月号に掲載したものです。価格や内容は取材時(2016年10月時)のものです。