平成28年度「全国学力テスト」は4月19日に全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われました。小学生は国語と算数、中学生は国語と数学の教科テストで、全国の小学生約103.5万人、中学生103.8万人が参加し、その結果が公表されました。
全国的に学力は向上?
全国の平均正答率は下記表の通り、小学生は算数の応用力向上が課題となっている他は学力向上傾向に見られます。(全国平均正答率)
小学生の全国平均正答率
平成25年度 | 平成28年度 | |
国語A | 63% | 73%↑ |
国語B | 49% | 58%↑ |
算数A | 77% | 78%↑ |
算数B | 58% | 47%↓ |
小学生の国語の正答率は改善していますが、算数の応用力は激減しています。
中学生の全国平均正答率
平成25年度 | 平成28年度 | |
国語A | 76% | 76%(ー) |
国語B | 67% | 67%(ー) |
算数A | 64% | 62%↓ |
算数B | 42% | 44%↑ |
中学生の国語の正答率は横ばい、算数の応用力については全国的な課題となっています。
とくに数字の関数や図形問題で正答に導いた判断の理由を証明する正答率が依然低いようです。
国語B 基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる問題
算数A 基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどうかをみる問題
算数B 基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる問題
※全国公立対象です。
福島県の学力は全国と比較してどれくらい?
次に、福島県の平均正答率をみてみましょう。
福島県の小学生の平均正答率
全国(平成25年度) | 福島県(平成25年度) | |
国語A | 63% | 64%↑ |
国語B | 50% | 49%↓ |
算数A | 77% | 76%↓ |
算数B | 59% | 55%↓ |
福島県の中学生の平均正答率
全国(平成28年度) | 福島県(平成28年度) | |
国語A | 77% | 77%(ー) |
国語B | 52% | 51%↓ |
算数A | 64% | 61%↓ |
算数B | 42% | 38%↓ |
平成28年度は25年度と比べて小学校中学校とも国語の正答率は高くなりましたが全国平均とほとんど差はありませんでした。
算数については小学校中学校ともにポイントが大幅に下がり(全国も)全国平均以下という状況は依然と続いています。
このように福島県の学力は小学生中学生いずれも国語の応用、算数すべてにおいて全国平均以下となっています。
子供の学力向上は「生きる力」を身につける第一歩
このように福島県は依然として全国の学力レベルを下回っているといえます。
子供の未来を考えたとき、子供の学力向上は進路において、様々な選択を選ぶことができることにつながります。
今後も少子化が加速し、年金や社会保障の不安がさらに募る中、わが子の行く末を心配しない親はいないでしょう。
そのため、子供たちが将来、主体的に物事に取り組めるような力を持てるようになり、自立できること能力を身につけてほしいと願ってやまないのです。
目の前の学習を自ら行えるようになり、自分に必要なことは何かをしっかり自覚し行動できるようになると学力の差は周りとどんどん差がつくと聞きます。
自分から学習できるようにはどうしたらいいの?という悩みを抱えているお母さんお父さんはたくさんいらっしゃるはずです。(うちの子小学校5年生もそうです)
また、進学を控える頃、だんだん成績が落ちてきて、進学が不安になったころには学力の底上げが難しくなることもよくあるそうです。
部活で毎日忙しいから勉強しなさいといいづらいし、時間もない、効率的に学習することができないか?
そんなお母さん、お父さんの声に真摯に耳を傾け、福島県の学力を向上させることを目的にarukuでは次の情報を発信していきます。
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