受験対策のために入塾を考えたときに、さて塾はどう選ぼうか?と思いますよね。タイミングよく塾のチラシがポストに入っていれば、それを見て自宅から近いから問い合わせてみようということにもなります。
一度その塾の体験学習に子どもを参加させてみれば、学校の友達がいたから楽しかった!と子どもの声で安心してしまいそのまま入塾の流れになることも多々あります。
塾選びで、なるべく失敗しないためのポイントをまとめてみました。
1.安心材料で入塾を決定しない
ありがちな入塾させてしまう安心材料を下記のようにまとめてみました。こうなってしまったら塾を選ぶというより一拓で決めてしまうことになってしまいますよね
自宅から近いから
自宅に近いことは利便性は良いことですが、しっかりと塾の特性や子どもの学力向上の目的にあっているかを精査しましょう。
友達が通っているから
確かに友達が通っていることは安心ですが、塾での勉強はライバル意識を持たせたほうがいい場合があります。友達と一緒に勉強するのではないですし、受験は競争社会ですから、せっかく通わせるのですから勝ち抜くための意識をもたせたいところです。
月謝が他よりも安いから
月謝が安いに越したことはないですが、安いことを売りにしている塾を選ぶのはやめましょう。塾を比較する点をしっかり押さえておくことが重要です。
2.学力の課題をしっかり把握しておく
塾に通わせる理由として、単に受験対策という理由だけでは効率的に学力を高めることはできません。簡単に言ってしまえば、「自分から学ぶ習慣すらない」という子と、「基礎学力は備わっていて更なる受験準備を進めたい」という子の目的では塾の選び方も変わってきます。
まずは子どもの足りないところや伸ばしたいところを把握する必要があり、そこを塾の先生に相談することです。適切なアドバイスをもらえて対策を行えると思えた塾を入塾候補として挙げましょう。
3.最低3つ以上の候補を上げておく
塾を選ぶ際は子どもの課題を整理した上で、塾の情報をネットで探したり、チラシを見たりでもいいので、通わせたいと思う塾を少なくとも3つは候補を挙げて説明会に参加してみると良いと思います。
なぜなら塾の比較することで、どの塾が子どもの課題をクリアできるかが明確にわかるようになるからです。
4.気になる塾の体験学習に参加してみる
もし、気になる塾が複数あるのなら、すべての体験学習に参加することをお勧めします。
そこで比較してほしいポイントをまとめてみました。
・過度な緊張感ないか?
・勉強のわかりやすさ、進行スピードはどうだったか?
・個別に質問の時間を設けられているか、その環境が整っているか?
・他の子どもたちの真剣さはどうか?ライバルを設定できるか
・はじめての習う単元の指導はわかりやすいか?
※理解度が高められる環境かどうかを察知する
・先生の説明のわかりやすさは?
・先生とのコミュニケーションはうまくいきそうか
※先生とつきっきりになる時間が多いので、相性が合うかどうかも重要です。
5.子どものやる気を高めてくれる要素があるか
結局最後は子どものやる気にかかってきます。そのやる気のスイッチをオンにしてくれる塾に出会えるかどうかも重要です。
いかに指導法がよくて、万人の子どもたちの学力を向上できたとしても、子どもがイヤイヤ塾に通わされているという感覚では学力は伸びにくいのです。
塾でもそれは十分わかっている要素ですので、その辺のことを説明会でしっかり聞いておくことといいですね。
体験会に参加したときも、子どもが継続して続けられる要素を子どもの目で感じて見るように話してみてください。