福島市の”本”を楽しめるブックカフェ3選

「読書の秋」という言葉があるように、秋は、食やスポーツと並んで、本を読むのにぴったりの季節です。過ごしやすいこの季節に、ぜひ本を手にとってみませんか？
今回は、おしゃれなブックカフェと、本好きな店主が選んだおすすめの1冊をご紹介します。

Books&Café コトウ

店主が選んだ古本に囲まれてのんびり読書とコーヒーを

懐かしくてやさしい雰囲気に包まれるカフェ。店内にズラリと並ぶ古書はすべて店主の小島さんがセレクト。絵本、小説、写真集、アート系など幅広く、眺めているだけでワクワクしてきます。カフェスペースでは、丁寧に淹れたコーヒーをいただきながら店内で本を読むのもOK(ただし、店内の本は購入後にお願いします。持参していただいた本はOK)。古本の販売だけでなく、買い取りもしてくれます。とっておきの本と出合えるかも。

自家製ガトーショコラ　550円
濃厚な味わい♪自家製アイスと甘納豆つき。
オリジナルブレンドコーヒー　500円
北欧のアンティークのカップ＆ソーサーで。

店主おすすめの1冊

『こといづ』高木正勝 著(木楽舎)
丹波篠山の小さな村で暮らす筆者の日々の驚きと発見をピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる言葉に、身も心も軽やかになれます。

信夫山文庫【しのぶやまぶんこ】

我が家のようにくつろぎながら
時を忘れて読書を楽しんで

信夫山護国神社のすぐ近く、隠れ家のように静かに佇むカフェ。昔懐かしい雰囲気の畳の部屋で、信夫山の季節の移ろいを感じながら本に囲まれてゆっくりした時間を過ごせます。ワークショップや音楽ライブ、読書会なども開催。人気の「しのブン日替わりランチ」は、1日10食限定なので早めの来店を。予約もOK。

焼き餅入りぜんざい　単品700円、コーヒーセット1,000円
寒い季節におすすめの文庫特製ぜんざい。ほどよい甘さに、ほっこりと身体が温まります。

店主おすすめの1冊

『よこまち余話』木内 昇 著(中央公論新社)
過去から来た者、未来から来た者、そして現在を生きる者が織り成す不思議な物語。しっとりと心に響き、思わず声に出してしまいそうな美しい文章です。

Café& Books with dogs 清学舎【せいがくしゃ】

多彩な台湾茶やコーヒーをお好みで
愛犬と一緒に過ごせる個室(要予約)も好評！

作業場だった建物をリノベーションした愛らしいカフェは、居心地のよさについつい長居してしまいそう。長く学習塾を営んでいた店主が厳選した本は絵本や小説、アート、旅の本など種類も豊富で、手に取って読んだり、購入もできます。焙煎家「豆旅人」から届く季節に合う豆を味わうハンドドリップコーヒーや自家製おしるこも絶品。台湾茶の種類も多いので、ゆったり時間をかけて味わってみて。

台湾蚕餅加子(ダンピン)セット　1,000円
台湾のポピュラーな朝ごはんはもちもち食感が楽しく、お子さんにも♪すべて手作りいのつけ合わせ、ふわふわ豆乳のスープ、コーヒー、デザート付き

店主おすすめの1冊

『BROOCH【ブローチ】』内田也哉子 著(リトル・モア)
ひとりの時間を大切に過ごしたい時に開いてほしい大人のための絵本。ページをめくるたびに心が揺さぶられる名作です。贈り物にもおすすめ。

※この記事はaruku2019年11月号に掲載したものです。価格(税込)や内容は取材時のものです。