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公開日:
2020.1.28
更新日:
2023.1.31
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「須賀川市立博物館」の企画展”雛人形展”に関するクイズに挑戦!

「須賀川市立博物館」の企画展”雛人形展”に関するクイズに挑戦!

イベント開催日

  • 2020年2月4日(火)~3月8日(日)

須賀川市立博物館で2020年2月4日(火)~3月8日(日)で開催中の「雛人形展」。200年前生まれのものから、大正モダンなものまで。須賀川市内で受け継がれてきた貴重なお雛様たちが、一同に会します。そこで突然ですが、展示するお雛様に関するクイズを出題!答え合わせはぜひ博物館でしてみてね♪

問1. ①~③の雛人形を古い順から並べよ。


① ふっくらした日本顔。皇族のような気品を感じます。
(小針家旧蔵 段飾り雛)


②切れ長の目と綿をたっぷり入れた女雛の袴が印象的な「享保雛」。
(北山家旧蔵 享保雛)


③ サイズも大きく、装飾も絢爛豪華な「古今雛」。冠の飾りには当時は貴重なガラス玉が使われています。でも、あまりに豪華な雛人形は、当時の法律で度々取り締まりの対象になっていたそうです…。
(竹内家旧蔵 古今雛)

時代によって顔立ちも衣装も変化する雛人形。お雛様もお内裏様も特にモデルはおらず、当時の流行顔や、女の子が憧れるお姫様のイメージを表しているそうです。
(※答えはこの記事の最後に!)

問2.官女が連れている犬の犬種を答えよ。


お散歩美人が連れている犬は江戸時代の人気ペットでもありました。雛段はまずお雛様とお内裏様、その下に3人官女、5人囃子と並びますがその下は何でもOK!雛段を賑やかに飾る人形や置物は「添物」と呼ばれ、当時のトレンドを取り入れているものもたくさんあったんですよ。現代の雛段はまずお雛様とお内裏様、その下に三人官女・五人囃子などが並びますが、もっとにぎやかにしたければ、その下に普段遊んでいる人形やおもちゃなども飾ってしまいましょう!

問3.①②の五人囃子は江戸、京都どちらで作られたものか答えよ。



武家社会の江戸、公家社会の京都では人形のデザインも異なりました。シャープな顔立ちの左側、丸顔の右側、2つの五人囃子はどこで作られたかわかりますか?
(高久田家旧蔵五人囃子 ②内藤家旧蔵五人囃子)

問4.展示作品最小の雛人形の高さは何センチか答えよ。


展示の中で最小の人形がこちら。ハ○キルーペのない時代に、顔や手先まで細部まで精巧に作り上げた職人技にビックリしますよ!
(小池家旧蔵五人囃子)


雛人形展では特別に皇女 和宮が大切にしていた徳川宗家の御所人形も展示。今回展示される中では最大の御人形です。ぷくぷくした男の子の姿、何と高さは座った姿で40㎝もあるんです!
「御所人形 冠菖蒲文着衣座姿」江戸時代 徳川記念財団所蔵

雛人形展

日時/2020年2月4日(火)~3月8日(日)
会場/須賀川市立博物館(須賀川市池上町6)
開館時間/9:00~17:00まで(入館は16:30まで)
休館/月曜、国民の祝日の翌日(土日は除く)
通常観覧料/大人 200円、大学生・高校生 100円、団体観覧料(各々20名以上)大人 150円、大学生・高校生 70円
※中学生以下・65歳以上・障がい者で手帳をお持ちの方は無料です。

会期中EVENTも開催!

2020年2月11日(火・祝)11:00~12:00【予約不要】
学芸員によるギャラリートーク

2020年2月22日(土)10:00~11:30【予約制】
オリジナル匂い袋「防虫香」を作ろう
対象/小学生~大人(小学3年生以下は保護者同伴)
定員/20人 ※電話または来館で受付け。定員に達し次第締め切り。
参加費/500円

2020年2月29日(土)9:30~12:00【予約制】
すかがわ歴史散策「雛のまちなか たからもの探し」
対象/幼児~大人(小学3年生以下は保護者同伴)
定員/30人 ※電話または来館で受付け。定員に達し次第締め切り。
参加費/一人500円(お土産代)

会期中の毎週土曜 10:00~11:30【予約不要】
プチ匂い袋を作ろう
対象/幼児~大人(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費/100円

<雛人形展のクイズの答え>
問1…②→③→①
問2…狆(ちん)
問3…①江戸、②京都
問4…約5センチ

雛人形展だけじゃない!意外と(!?)楽しい須賀川市立博物館常設展も一緒にまわろう!


開館50周年を迎える、意外と歴史が長い須賀川市立博物館。実は福島県で一番最初にできた公立の博物館なんです!常設展はどんな展示が見られるのか、見学をしてきました。


建物に入る前に目についたのがこの一角。なにやら怪しい…。これは須賀川市内で採石された石の展示作品。「ブラタモリ」を見ている方ならお馴染みの安山岩、花崗岩など、石碑や建築に使われる石が並んでいます。学芸員さんはひそかに自分のパワースポットにしているそう。


常設展は2階。階段の踊り場にはこんなに大きな地図のレプリカが!1672年制作だから、およそ350年前!!須賀川周辺の貴重な地図に、駅や国道はどこか思わず探しこんでしまうarukuスタッフ。


常設展示室。旧石器時代から現代までの須賀川の歴史がわかる資料が多数展示されています。


昨年、大阪市の古墳群が世界遺産に登録されましたが、須賀川市にも大小の古墳が残っているんです。埴輪の頭部がきれいな形で出土しているのは、市内ではこれだけだそう。


社会科見学の子ども達に人気の土器のパズル。これ、意外と難しく大人もはまっちゃっております。


中世・戦国時代の博物館周辺のジオラマ。この一帯を治めていた二階堂氏の家臣の館があった所が今の博物館。すぐそばの翠ケ丘公園内には須賀川城や二階堂氏の館がありました。
実はこの博物館、2011年の震災でもビクともせず、瓦ひとつ落ちなかったそう。それは博物館周辺の地盤がとっても頑丈だから!そんな土地に居城を構えた二階堂氏、須賀川の地質をよく知っていたんですね~。


こちらは松尾芭蕉などが参加した連句。俳人・松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅の途中、須賀川に8日間も滞在していたそう。「こんなところで何をしてたの?」なんて野暮な質問が出そうですが、広い東北地方の旅のスケジュールをここで練りながら、合間に弟子の曾良や地元の俳人たちと連句を楽しんでいたそうです。


かつて郡山よりも大きい商業都市だった須賀川市。明治時代に入ると大きな企業や病院も誕生しました。昔は馬を育てる、産馬会社なんてのもあったんですね!


近代エリアには1964年東京オリンピックで銅メダルに輝いた、須賀川市が誇る韋駄天・円谷幸吉さんの展示も。


むむっ、これは?「なぞの箱」だなんて適当な展示があっていいものなんでしょうか??


あっ!ここにも!!
いえいえ、ちゃんと解説があるので何の道具かは博物館で確かめてみてね。


※おまけ
取材に行った日は昭和40年代の須賀川市街の写真が展示されていました。お店の看板や建物がまさに三丁目の夕日の世界!(現在は終了しています。)

学芸員さんのお話を聞きながら見ていくと、須賀川市民じゃない私も意外な発見があって「へえ~!」の連続!普段何気なく遊びに来る街ですが、何百、何千年の歴史があるんだなあと実感しました!みなさんもお子さんと一緒に、足を運んでみてはいかがでしょうか?

SHOP INFO

須賀川市立博物館

須賀川市池上町6

開館時間/9:00~17:00まで(入館は16:30まで)
休館/月曜、国民の祝日の翌日(土日は除く)※2/24(月)は営業、2/12(水)、25(水)は除く
通常観覧料/大人 200円、大学生・高校生 100円、団体観覧料(各々20名以上)大人 150円、大学生・高校生 70円
※中学生以下・65歳以上・障がい者で手帳をお持ちの方は無料です。