持病があっても加入できる医療保険は『引受基準緩和型』と『無選択型』の2種類
医療保険は病気に備えるものである以上、そもそも病気にかかっていたり持病を抱えていたりすれば加入は難しくなります。通常の医療保険に加入できない人であっても加入できる保険を『引受基準緩和型』や『無選択型』と呼ばれています。
引受基準緩和型は、持病のある人や、過去に入院・手術をした人でも告知項目に該当しなければ申しこめる医療保険です。
無選択型は、医師の検査や告知なしで加入することができ引受基準緩和型より加入条件がさらに緩和された保険です。
通常の医療保険と同じく、入院給付金と手術給付金が基本保障になります。
加入のために質問事項(告知項目)は保険会社によって異なるので、色々な保険会社の商品を調べてみよう。
持病がある人や、過去に入院・手術をした人でも質問事項(告知項目)に該当しなければ申し込める医療保険です。通常の医療保険と同じく、入院給付金と手術給付金が基本保障になります。『引受基準緩和型』や『無選択型』加入するには『2年以内に病気およびケガで入院した、もしくは手術をうけたことがない』『直近5年間でがんなど、特定の病気の診断をうけたことがない』など3~4つの告知項目があり、どの項目にも該当しなければ加入できます。保険会社によって、年数や病気の種類の内容は異なるので1社がダメでもあきらめず他社商品も調べることが大事です。
三大疾病や介護の保障を付けられる引受基準緩和型保険もある!
加入のための告知項目が少ないこの保険でも、通常の医療保険と同様、三大疾病、女性疾病、女性疾病、介護といった特定の疾病に対する保障を手厚くする特約をつけられるものもあります。ただし、特約をつける場合は、所定の部位や疾病に応じた告知項目が追加されることもあるのでしっかり確認することをわすれずに。
保険料は通常の医療保険より割高になることに注意が必要。タイミングがあれば通常の保険に切り替えましょう
一般的に持病は治ることがなく一生病気と向き合っていく可能性が高いものです。持病がある前提の加入者を引き受けている引受基準緩和型の保険は、そのリスクが保険料に反映され割高になることは覚えておきましょう。商品によっては、同じ保険会社の通常の医療保険料の倍以上になるものも少なくありません。ただ、『過去に入院・手術した人』であれば、数年後に健康体に戻っている可能性があります。保険料の負担を抑えるためにも、タイミングをみて通常の医療保険に切り替えられないか確認するようにしましょう。
引受基準緩和型保険のデメリット「加入して後に保障が半減する“支払い削減期間”」は特に注意を!
保険料の高さ以外に、デメリットが「支払い削減期間」という制度です。これは、例えば加入から一年間など、一定の期間は保険金の支払いに該当することが起きても支払われる保険金の額が小さくなってしまうという仕組みです。最近では、契約した一年目から満額保障される商品も増えているので、削減される期間について確認してから加入をしたほうがいいでしょう。
①持病があっても加入できる保険の種類は引受基準緩和型・限定告知型の2種類
②保険料は割高になることには注意が必要!
③入りっぱなしではなく通常の保険に戻れるか定期的に確認を
お話を伺ったのはこの方
1997年1月より外資系生命保険会社に勤務。その後、損保系生命保険会社、外資系生命保険会社でスカウト活動・コーチングを従事しマネージャーとして勤務し、現在はバリューライフコミュニケーション株式会社代表取締役。お客様の“人生″をサポートするため、ライフシュミレーションを通して将来のライフイベントに即した資金計画相談や保険相談に応えている。相談件数が1年間に500件以上ある人気のライフコンサルタントである。
【執筆実績】 最新保険ランキング監修委員・老後のお金安心ガイド監修委員・ガレージライフ(災害時の保険) ・お金BANKプロ
【セミナー実績】ライフプラン相談会・住宅ローン相談会・
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