和カフェでも人気！須賀川市にある久保木畳店ってどんな会社なの？

みなさんの家に畳はありますか？畳の原料である「い草」の香りって、すがすがしくてなんだか落ち着きますよね。須賀川市にある久保木畳店は、創業280年の歴史を守りながら、カフェ経営や小物の販売、畳の海外輸出など、新しいことに次々とチャレンジしている畳店。須賀川から世界中に、畳のある暮らしを提案し続けています。

国内最高品質の畳をリーズナブルに！

実は久保木畳店は、日本一高品質な畳を国内で唯一取り扱っている畳店なのです。「日本一」の理由は、今年の品評会で日本一となった熊本県の生産者から、優先的にい草を仕入れているから。最高級品質の「極み」は、一本一本が丈夫ない草を使っているので、長持ち。もっとも安価な畳の寿命は5年ほどといわれていますが、「極み」はなんと15年！実際に見比べてみると、表面のツヤやふっくら感がまったく違います。注文を受けると、熟練を積んだ職人が足を運び部屋を採寸。サイズにぴたりと合う畳を作ってもらえるのも、距離の近い地元の畳店だからこその魅力です。

畳はスタッフの説明を受けながら実物を見比べて選ぶことができます

代表の久保木史朗さんは毎年、い草農家へ収穫の手伝いに行き、良質ない草に触れることで素材を見る目を養ってきたのだそう。仲介業者を挟まず直接取引しているからこそ、品質の良い畳を安く販売できるのです。その品質が評価され、埼玉県深谷市の指定文化財「旧渋沢栄一邸」の畳にも採用されています。

「旧渋沢栄一邸」

畳がある空間の魅力を感じられる「畳ビレッジ」

畳の魅力を、「い草の香りによるリラックス効果や、寝転がった時の心の安らぎ、畳にふとんを敷いて寝ると深い睡眠が得られること」と語る久保木さん。和室畳を持たない人にも、畳のある空間の良さを感じてほしい。そんな思いから、2023年4月にオープンした体験型複合施設が「畳ビレッジ」です。い草の心地よい香りに癒されながら、畳敷きの空間で和のドリンクやスイーツを味わえるカフェ空間は、時がゆっくりと流れるように感じられます。工場見学やミニ畳作りのワークショップでは、畳ができるまでの工程も体感できます。

手元に畳を置いておける「畳小物」

畳ビレッジの扉をくぐると、ずらりと並んだ畳の材料を使った小物が目に入ります。久保木畳店では、「畳をもっと身近に感じてほしい」という思いから、畳の材料を使ったコースターやブックカバー、ペンケースなどを販売しています。コースターは、コップだけではなく、急須や酒瓶、スマホを置けるサイズのものも。県内のレストランや飲食店でも取り扱いが増えているので、見かけたことがある人も多いのでは？

畳べりのデザインもさまざまで、須賀川市にちなんでウルトラマンとコラボしたアイテムには、さりげなく“隠れウルトラマン”が！

アメリカやフランスなど26ヵ国に畳製品を輸出

「使命は畳を後世に残すこと、夢は畳を世界へ広めること」。それが、久保木畳店の理念だと久保木さんは話します。畳は茶道や華道、柔道などの日本文化に欠かせません。畳の文化を守り伝えていくことは、日本文化を後世に伝えていくことにつながる。畳ビレッジは、畳という枠を超え日本文化を守りたいという思いも込められた場所なのです。

久保木さんは今、海外にも畳の魅力を広めています。2020年にニューヨークへ飛び、畳コースターの飛び込み営業からスタートした海外輸出は、今では26ヵ国に拡大。コースターのみならず畳自体の輸出も増えてきたといいます。

畳ビレッジでは、実際に見て・触れて、畳がある暮らしの良さを体感することができます。自宅にフローリングしかないお宅でも、「置き畳」という選択肢があるんだとか！そろそろ畳を張り替える時期という人や、暮らしに和のテイストを取り入れてみたい人は、ぜひ畳ビレッジに足を運んでみてくださいね。

久保木畳店のストーリーはこちらから↓
・【久保木畳店ストーリー①】使命は畳を後世に残すこと、夢は畳を世界へ広めること

・【久保木畳店ストーリー②】毎年欠かさないい草収穫の手伝い(熊本県八代市)

・【久保木畳店ストーリー③】畳を通して世のため人のために

SHOP INFO

有限会社久保木畳店 TATAMI VILLAGE(畳ビレッジ)

福島県須賀川市仲の町55

【畳のご相談・お見積りは無料】
営/11:00～17:00(畳の相談は8:00～)
休/水曜(電話でのご相談は可能)
P/20台