みなさんは映画を見るならどこで楽しみたいですか?最新作を大きなスクリーンで楽しむ映画館派?それとも、プライベートな空間でゆっくり鑑賞したいお家派?コロナ禍の時期には、3密を避けながら楽しめるエンタメとして、車の中から映画を楽しむドライブインシアターも話題になりましたが、そのどれにも当てはまらない斬新な映画の上映会が浪江町で開催されるんです。その名も「シーサイドシネマin請戸漁港」。そう、会場は何と漁港!斬新なロケーションに込められた想いや、会場を盛り上げる映画+αのイベントについて紹介します。
シーサイドシネマin請戸漁港2024
日時/2024年9月15日(日)14:00~21:00
※雨天時は9月16日(月・祝)に順延
会場/請戸漁港(福島県双葉郡請戸字中島地内)
<上映作品/すずめの戸締まり(2022年/日本/121分)>
前売券:大人1,200円/高校生以下700円
当日券:大人1,400円/高校生以下800円
映画を通じて誰もが気軽に集える場所を提供したい!
今回のイベントを主催する「なみえコミュニティシネマ実行委員会」は、映画を通じて世代を超えたつながりや地域活性化を目指して立ち上げられた任意団体。これまでにも小学校の校庭やコミュニティセンター、地元のバーなど様々な場所で映画を上映してきましたが、中でも最大の盛り上がりを見せるのが年に1度開かれる請戸漁港でのシーサイドシネマ。
元々、県内屈指の規模を誇る漁港だった請戸漁港ですが、一時は震災と原発事故により避難を余儀なくされることに…。2020年には競りが再開されるなど、浪江町の復興の象徴にもなっている場所です。今回のイベントをきっかけに、浪江町や請戸の今を知ってほしいという想いも込められています。
また、会場にはプロジェクトFUKUSHIMA!の「福島大風呂敷」も登場。当初は放射性物質対策のために全国から寄せられた布を縫い合わせた大風呂敷を敷き詰めたことがきっかけとなり、今では全国に広がっているもうひとつの復興のシンボルです。
もちろん、日暮れを合図に上映がスタートしたり、潮風を感じながら映画鑑賞ができたりと、映画館では絶対体験できない開放感やフェスのような一体感も大きな見どころです。
今年で3回目となるシーサイドシネマですが、今回の上映作品は2022年に公開された新海誠監督の大ヒット作「すずめの戸締まり」。震災をテーマに描かれ、劇中にも福島や東北が登場していることもあり、請戸漁港のロケーションが特別な意味を感じさせてくれることでしょう。一度見たことがある人にとっても心に残る上映になるはず!カップルや夫婦で楽しんだり、震災当時を知らない子どもたちと一緒に家族で鑑賞するのもおすすめです。
シーサイドシネマのもうひとつのお楽しみは、会場を彩るマルシェコーナー。浜通りを中心に出店している地元食材を使った本格石窯ピザのキッチンカーや、地元浪江町の唐揚げ専門店、いわき市で人気のスパイスカレーなど、目移りしそうな絶品グルメが勢ぞろいします。
また、ふだんは乗れない漁船に乗ってミニクルーズ体験ができるのも大きな見どころ!フィナーレには花火が打ち上げられ、特別な夜を華やかに締めくくります。
シーサイドシネマが開催される9月15日は漁港の南側にある請戸海岸で「浪江浜まつり」も同時開催されています(10:00~14:00)。請戸神楽や地元のよさこいに加えて、大声大会やビーサン飛ばし大会など参加型のアトラクションも充実しているので、合わせて楽しむのも◎です。
お得な前売券も発売中!漁港×映画を楽しめるのはこの機会だけ!
映画を中心にまるでフェスのような楽しみ方ができる『シーサイドシネマin請戸漁港2024』。映画好きにとっても新感覚の映画の楽しみ方ができて、ふだんあまり映画を見ない人でも思わず足を運びたくなる魅力が満載のイベントです。今ならお得な前売券も販売中!カップルで、夫婦で、ファミリーで、ぜひ新しい映画の楽しみ方を満喫してみて♪
※この記事は2024年8月に制作したものです。価格(税込表記)や内容は取材当時のものです。
インフォメーション
- 日時
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2024年9月15日(日)14:00~21:00
※雨天時は9月16日(月・祝)に順延
- 会場
- 請戸漁港(福島県双葉郡浪江町大字請戸字中島地内)
- 上映作品
- すずめの戸締まり(2022年/日本/121分)
- チケット
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前売券:大人1,200円/高校生以下700円
当日券:大人1,400円/高校生以下800円