和菓子、それは日本独自の文化や手法によって生まれたお菓子。職人によって受け継がれた手法をもとに、味はもちろん、見た目でも私たちを楽しませてくれます。そんな和菓子の魅力を再発見してみませんか?
豆知識その1
和菓子の種類はその水分量で20%以下を干菓子(ひがし)21~39%を半生菓子、40%以上(羊羹は30%以上)を生菓子と分類される。
豆知識その2
様々な饅頭のうち、かりんとう饅頭・粟饅頭・薄皮饅頭は福島の和菓子店が発祥と言われている。
豆知識その3
福島をはじめとする東北・北関東地方でゆべしと言えばくるみゆべしだが、西日本のゆべしの主流はゆずゆべしである。
豆知識その4
お汁粉とぜんざいの違いは、一般的に関東では汁気の有無、関西ではこしあんと粒あんの違いである。
1. 街の銘店を知り、そのお店の和菓子を味わってみる。
あんこ1つを見ても、その甘さや滑らかさ、柔らかさなどお店によってこだわりは様々。それは、代々受け継いだ方法で変わらぬ味を届けるお店も、新たな発想で生み出した味を届けるお店も。まずは、そんな店主の思いが込められた和菓子に魅せられてみて。
菓匠 きねや
和の菓子 たけだ
みよし堂
菓子司 近江屋
玉木屋本舗
2.甘味処で和菓子を味わってみる。
どうせ和菓子を食べるなら、雰囲気も一緒に満喫してみませんか?その場で調理した出来立ての和菓子を和の感じられるお店で食べれば、味も格別に美味しくなるはず。和菓子を食べながら、その雰囲気にも魅せられてみて。
茶処せいざん
3.和菓子と共に和洋菓子も味わってみる。
和菓子と洋菓子を掛け合わせた、和洋菓子。それぞれの良いとこどりをしたスイーツも、洋菓子店か和菓子店かによって、また違うはず。和菓子店の作る和洋菓子にも、魅せられてみて。
大越菓子店
お菓子のそよか
菓子処まつもと
※この記事はaruku2016年6月号に掲載したものです。価格や内容は取材時のものです。