毎年10月から11月にかけて開かれる「二本松の菊人形」。日本一の菊人形祭りとも呼ばれる二本松の秋の風物詩です。
霞ヶ城公園を舞台に3万株もの菊が咲き誇り、年ごとのテーマに沿って飾られた菊人形は物語の世界に惹き込まれながら楽しむことができます。
菊の花が主役と聞くと、大人向けのイベントなのかと思われがちですが、実は小さいお子さんがいる家族連れや若い世代のデート・女子旅にもおすすめしたい魅力がいっぱい!
それぞれのシーンに合わせた楽しみ方を紹介します。
菊人形が歴史の語り部!? 華やかで楽しい物語の世界に飛び込もう!
城下町として栄えた二本松では、江戸時代から菊の愛好者が多く、昭和初期には街には菊人形が飾られていたそう。これが現在の「二本松の菊人形」の原点。
現在では130体以上の菊人形が大河ドラマや新撰組など歴史をテーマに飾られ、大きな見どころとなっています。
今年のテーマは「あっぱれ!ニッポン!世界に誇れる日本人」。野口英世や朝河貫一など、世界で活躍した福島ゆかりの偉人の足跡を菊人形が彩ります。「歴史って難しい…」という人にとっても物語に沿った歴史絵巻のような展示のおかげで、ついついその世界に惹きこまれてしまうはず!日本の良さを再発見できる今年の菊人形、歴史好きならずとも必見です!
菊師の方々が一体一体ていねいに制作しています。会場に並ぶ菊人形は毎年変わるため、今年の菊人形は会場で!
アートとコラボしさらに進化! 今年の菊人形はひと味違う!!
今年の菊人形にはいつもの年にはない特別な楽しみ方ができるんです!なぜなら2年に一度開かれる芸術祭「福島ビエンナーレ」の舞台に二本松が選ばれたから。10/2~11/27に渡って市内各地でアートをテーマにした作品の展示やワークショップ、シンポジウムなどが開かれています。菊人形の会場となる霞ヶ城公園には日本を代表するアートディレクターの“ヤノベケンジ+増田セバスチャン”による巨大アート作品がお目見え。
3万株が咲き乱れ!多種多彩な菊の世界に感服!
菊花の品評会も兼ねている『二本松の菊人形』。ひと口に菊と言っても種類や咲かせ方は様々。現代のガーデニングにアレンジしたものや、お家で楽しめる花や苗の販売などもあるので、お花好きにとっての楽しみ方もいろいろ♪
たくさんの菊の花が集まっているように見えますが、実はコレ一本の茎を摘芯して枝分かれさせたもの。菊人形の時期に合わせて見ごろを迎えるように育てられた菊の芸術作品!
千輪咲を三色で咲かせた三色千輪咲も『二本松の菊人形』で世界で初めてお披露目されました!
ガーデニングで菊を楽しむ今風のアイデアも!
紅葉シーズンは特におすすめ!参加型のイベントも充実。
会場の霞ヶ城公園は二本松屈指の紅葉スポット。例年見頃の11月上旬には菊と紅葉の絶景が楽しめます。また、サファリパークとコラボしたファミリーゾーンでは菊で作った象に乗って記念撮影も行えます。他にもご当地キャラの菊松君を探すイベントや、菊にちなんだ川柳の投票など参加型のイベントも満載。グルメコーナーや特産品コーナーなども充実しているので子供からお年よりまで幅広い年代で楽しめそうです!
紅葉シーズンはご覧の美しさ!
菊で彩られた五重塔と紅葉の組み合わせ!
会場内に隠れた二本松のゆるキャラ菊松くんをみんなで探そう!
出張動物園もやってくる!動物とのふれあいは子どもたちに大人気♪
さあ、この秋の行楽は家族や友達と二本松の菊人形へ♪
期間/2016年10月10日(月・祝)~11月23日(水・祝)
時間/9:00~16:00
会場/福島県立霞ヶ城公園(二本松市郭内3丁目)
入場料/一般の方(大人) 700円
障がい者手帳をお持ちの方(大人) 500円
中学生以下入場無料
主催/一般財団法人 二本松菊栄会
お問合せ/0243-55-5122(二本松市観光振興係)